2007/11/13

iPod Dock

家で音楽聴く時どうしてますか? 私は以前はひとかかえもあるスピーカーにコンポーネントステレオでしたが、今の部屋は狭いのでミニコンポに、さらにミニコンポも荷物で埋まってしまったので、ほとんど音楽はPCで聴くかテレビの生活になってしまっていました。PCは電源を入れて起動しないと聴けないし不便です。

iPodは3G→5G Video→nano 1Gと使って来ましたが、そういや一緒に買ってしまいこんでいたUniversal Dockがあったなと思いApple Remoteも引っ張り出して使ってみました。しかしMenuコマンドが使えない。一旦DockにiPodを挿すと、ホイールで操作するのって意外と面倒なんですよ。そこでフルメニュー操作できるサードパーティ製品を探しました。そしたらヤフオクで発見。しかも数千円。ホイールで出来ることは全部出来て、さらにMute、Repeat、Shuffle、Power On/Offがワンタッチで出来ます。これって便利ですよ。さらにDockと外部スピーカの電源を手元で切れるようスイッチも付けました。JBLやらBOSEやらで何万円もするiPod用リモコン付きSP売ってますが、それほどの価値があるかもわからないので、これで十分。所詮iPodですから。

こんなのでも立派に音楽してます。この間タンノイのSPを見て来ましたけど、置き場所ありません。今はこれでガマンガマン。

2007/11/08

Line6 Recording - Smoky

Line6 UX1で性懲りもなくまた録音したのでUpしました。

Smoky

素人ってのは恐れを知らないですからね。バック演奏はお馴染みリットー・ミュージックのギタカラです。

器材はFender Stratocaster Jeff Beck Lace Censor Model、Ibanez TubeScreamer TS7、Line6 UX1で、Cubase LEでPC録音です。いい加減にイントロだけ弾いたのでファンには叱られそうですが許してください。

2007/11/06

Pelikan PICCADILLY CIRCUS M620


今日の物欲大魔王は毛色が変わって万年筆。

ドイツ・ハノーバー家を発祥とする、ペリカンのM600シリーズ、ピカデリー・サーカスM620です。

ペリカンはいくつか世界の史跡シリーズを出してますが、中でも比較的手頃な価格で、市販で出回っているのがこのモデルです。最初はコンコルドが良かったのですが、もう入手困難なのと、同デザインのボールポイントペンを見たらあまりパッとしなかったので、こちらにしました。



ピカデリーサーカスは、ロンドンの歓楽街のことです。簡単に言えばネオン街。新宿みたいなもんか。それよりは上品な感じはしますが行ったことないのでわかりません。


ペリカンの万年筆にはスーベレーンというスタンダード且つ王道のモデルがあります。しかしデザイン的にはあまり変わったところは無く、装飾が無くむしろあっさりしすぎて、またセルロイド感が好きになれませんでした。しかし書き味は抜群で、すべるようなペン先と適度に湧き出るインクの量が書き手になんとも言えない満足感を与えます。

最初にペリカンを体験したのは、M400ホワイトトートイズというモデルで、小振りな軸なのに持ちやすく、初めて味わう書き味にとても驚きました。今まで使っていたLAMYやCartierが急におもちゃのように思え、それ以来、いつかペリカンが欲しいと思いながら、なかなか買う機会がなかったのですが、先日アメ横に行く機会があり、そこで目にしたピカデリーサーカスを発作的に買ってしまった次第です。

購入時のことを少しお話しします。

私は、アメ横には、バッタ物や2級品をつかまされるのではないか、という先入観を持っています。これを買う時も心の片隅に中古や傷ものを売られるのでは、という不安が少なからずありました。確かに市価よりはるかに安く、まともに伊東屋や丸善で買うのがアホらしくなる値段です(楽天のどのペンショップよりも安かったです)。この安さがそう思わせるのかもしれません。アメ横には見ただけで4店舗にピカデリーサーカスが置いてありましたが、面白いのは、どの店もペンをぞんざいに扱うことです(面白くない!)。ある店ははずしたキャップを軸尻にギリギリ押し込んで見せたり、ある店はガラスのショーケースの上にガチガチ置いたり。買う方は気が気じゃありません。伊東屋でビロードのトレーに白い手袋で爆発物処理班のようにそ~っと置いてくれるのをイメージしてアメ横に行くと購買意欲が一気に失せます。

まず各店を回ってこのカルチャーショックを受けてから、思い直して一番安い店に行きました。結局伊東屋で買おうがここで買おうが、物さえ間違いなければ安い方が得と考えることにしたのです。その日で一番安かったのは美都商事です。今は知りません。ペン先はFを希望したのですが、店頭には無く、倉庫を見てくると言って待たされて15分ほど後、帰って来たおじさんはおもむろに他のペンのFのペン先をはずし、ピカデリーサーカスにつけました(結局メーカー出荷時からFの付いているピカデリーサーカスはこの店に無かった)。付け替えたペンも同じパーツを使っているのでFになった事に間違いは無いが、これもショックでした。しかしこの店は試し書きをさせてくれたので、書き味を確認して買うことができました。もっとも私がここで買わなければ、私が一度使った使用済みの商品を後で誰かが買うはめになるのですが。ペン先をはずしたペンは新品の包みを開封していたので、そのペン先は新品だったのが救いです。

正直、なぜこんなラフな対応の店で買ったかと言うと、ピカデリーサーカスは軸、キャップの模様が一本一本異なるからです。ピンク、ブルー、グレーのマーブル柄はペン毎に色々な表情をしており、一見して好き嫌いが出てしまいます。他店舗の模様はグレーが多すぎたり、キャップの色が薄すぎたりと、なかなか好みの柄が無かったのですが、美都商事の柄は一目で気に入りました。それでペン先の交換には目をつぶり購入に至った次第です。ペリカンの万年筆はもともと簡単にペン先が交換できるようネジ込み構造になっていることもあり、交換という行為にそんなに神経質にならなくても良いんでは、と思ったからです。しかし二度とアメ横で万年筆は買わないでしょう(同店を批判するわけではありません。これがアメ横Wayであり、嫌なら買わなければいいんです)。

書き始めはインクの出方が安定しませんでしたが、今は馴染んで来てとても満足しています。模様の美しさからラフに扱えず、かえってガシガシ書くペンとしての役割をあまり果たせていませんが、もう少し使い込んでいけたら手放せない物になって来ると思います。

YAMAHA G-120 Vol.3

リサイクル完了。立派に生まれ変わりました。



ペグはGOTOH 35G620です。ここだけ見るとスペイン製高級クラシックギター。元穴は位置が合わないので、爪楊枝で埋めました。




ピックアップはFishman SBT-C。表板の裏側に接着するタイプで、写真のジャックは出力端子です。ここからケーブルでアンプにつなぎます。




弦はD'Addario ProArteです。折角なので(何が折角か)、ピックアップで録音してみました。セットアップはFishman SBT-C(PU) → Line6 UX1 → Ableton LiveでPC録音。GearBoxでLine6 Ampモデルとリバーブ補正してます。
禁じられた遊び by YAMAHA G-120

うぅ、恥ずかしい。それにまだUX1の使い方が良くわかってないので、多少GAIN不足ですが・・・



ここまでいじくって満足ですが、結局ベニヤ板のようなボコボコの音しかしませんでした。収穫としてはやっぱ自前で交換するならGOTOHだわというのと、Fishmanのピックアップは素晴らしかったということ。ガット用のピックアップは選択肢が少ないので、一番安いのにしたんですが、あんな一円玉みたいなピックアップでよくこんな生音が出ると感動すること小一時間。お疲れ様でした。

2007/11/02

Ibanez TS7 TubeScreamer

TS-808、TS9の系譜をくむ、TS7です。
ツマミがプッシュ式で埋まるようになっており、レンガのようです。この前にTS5というのがありましたが、TS5の音はTS系では別物。TS7は比較的安価で、TS系に慣れてる人なら普通に使えるでしょう。スライドスイッチでTSモードとHOTモードの切り替えができ、HOTでは音圧が増します。HOTでずーっと弾いてるとTSモードは貧弱に聴こえるため、あまり使いたくなくなるという欠点もあります。


中身はこのようになっており、メインの基板はTS9に比べるとあっさりしたものです。基板の大きさにしては素子が小振りになったなぁという感じ。コネクタ類が多用されて、配線材は細くなっており、家電みたいです。フットスイッチは電子スイッチです。


音はきわめてTS。MAXON/Ibanezの音です。少しこもった感じ? 一緒にMXR Distortion+を弾いたからそう感じたのかもしれません。OD9+やTS9 DXを持ってれば、別にいらないんじゃねーのという気もしないでもない。いやその通り。

うさぎ印の帽子

五郎さんファンには定番の「うさぎ印の帽子」です。

富良野プリンスのニングルテラスや資料館で販売してますが、今年の夏はバカ売れして在庫切れしたそうです。これはつい最近普通に買ったのですがぜんぜん問題なかったですよ。すぐに在庫補充できるくらい良く売れてるということですかね。
サイズはフリー、生地は凄く薄くて作業帽としてはどうかなーという感じです。これはおみやげ用で、ドラマ中で使用してるのは別のものかもしれないですね。

これは富良野からEXPACKで届いたのですが、郵便ていいですね。何故かわからないけど、思い出の土地から郵便が届いたということに、しばしEXPACKの包みを手にして手書きの差出住所を見ながら感激していました。宅配便だとこういう感じはあまりしないんですが。まして電子メールなんかだとその思いはまずありえないですね。

そう言えばau by KDDIが、携帯電話で郵便画面を作成して電子メールを宛先人に送り、受け取った人が指定のURLから手続きすると、差出人が作った郵便が印刷されて届くというサービスを始めるらしいですが、これってどうなんですかね。まずは年賀状をこれで出しませんかという触れ込みですが、出す方は年賀はがきを買ったりプリンタと格闘したり宛名書きでヒーヒーしないで済むでしょうけど、受け取った方の気持ちとしては複雑でしょうね。メアドしかわからない相手にも郵便が出せますというのが売りらしいですが、挨拶や気持ちを伝えるための郵便はこれで出さない方がいいと思います。というか、だったらメール送ればいいじゃんとも思うんですが・・・

2007/11/01

YAMAHA G-120 Vol.2










今回は、G-120の内部潜入です。


まずはテールエンドから。
かなり埃がたまっていましたが、エアダスタで吹き飛ばしました。こういう手の届かない部分の掃除は大変です。バックがぽこっと取れてふきふきできたらいいのにと、アコースティックギターを掃除するたびに思います。
トップのブレイシングは、スチール弦ではXブレイシングですが、ガットでは扇状です。それにしても細いですね。バックの力木もなんとなくついているという感じ。



トップを横断する力木とブレイスの継ぎ目もあまり綺麗ではありません。まあ見えないところですから。サイドの補強材もバルサみたいですが一応ついています。



上の写真をよーく見るとわかりますが、トップは単板ではなく3枚合わせでした。なんかこう、どんどん情けなくなって来ました・・・



ネックブロックです。しかし、ガットというのは実にあっさり出来てますね。トラスロッドも無い。

スプルースというのは時が経つにつれ松脂が固まってきて、次第に音が締まって来るという効果があります。でもここまで乾いちゃっちゃねぇ。



それで、ワックスです。
普通はボディはレモンオイルなどで磨くのですが、ラッカー仕上げの場合まずいことになるので、ラッカーにも使えるワックスをかけます。


これはHOWARD PRODUCTS "SUNWAX" で、ビーズ(蜜ロウ)、カーノバ、オレンジオイルの混合ワックスです。ギター専用というわけではなく、ラベルにOutdoor Furniture Waxとあるようにもともとは天日に当たる家具(屋外用ベンチなど)の保護のため塗るワックスで、UV Protectionの効果もあります。

このワックスを、割とたっぷりめにボディに伸ばし、ギトギトがツヤツヤになるまで塗りこみます。カサカサお肌に保湿ローションみたいな~。ワックスは表面の塗装を保護するのみで、木材に滲み込んでしまっては元も子もありません。楽器屋さんに置いてあるレモンオイルでサラサラの液状のものは、ウレタン塗装のボディには使えますが、クラックがあったりするとそこからどんどん滲み込んで行きます。このSUNWAXはねっとりしており、ラフにかけても滲み込みは遅いでしょうし、クラックのある箇所はすぐに拭き取れば大丈夫でしょう。

それにしても、どうしてここまで手をかけるのか。捨てられないんですね。先日ペグの交換用にGOTOH 35G420を買いましたが、寸法が微妙に合わないので35G620を注文しました。ついでにFishmanのナイロン弦用ピックアップも。あー、安い新品のガットが買えてしまう・・・