2012/09/22

iPhone 5見てきました

Jobs没後初のモデルチェンジとなるiPhone 5、もう買う気マンマンながら、やっぱり高い買い物なのでじっくり世間の評価を様子見ようかと、あわてて予約するのは止めました。発売初日の今日、会社の帰り道にヨドバシカメラで実機をいじくりまくって来たので簡単なレビューを。いじくられてしまったのはauとソフトバンクの白と黒、計4台です。

1. 初めて持った感じ

薄い、軽い、長い。今使ってるのはiPhone 4Sですが、iPhone 5はほんと薄いです。何よりも重量が変わったので、それがスペック上の寸法以上に薄さを感じさせます。長さもそんなに変わったわけじゃないですが、片手で持ってホーム画面のアイコンを上から下までタッチした時に長いなーと感じます。でも個人差はあるでしょうが、縦のアイコン数が増えても、今までの見慣れたホーム画面と違和感は感じませんでした。

2. 質感

高い買い物をする時に、私はこれが一番気になります。性能もさることながら、払う金額で満足出来るレベルの仕上がりかどうか。例えば工作精度や塗装、ガタつきのなさなどです。使用中のiPhone 4Sは残念ながらロックボタンがカメラの半押しシャッターのようにひっかかりますが、これだけでかなりへこみました。毎日押す部分がひっかかるって相当気持ち悪いです。店頭実機は4台ともロックボタンは問題ありませんでした。

黒はサイドの部分がマット、面取りしてあるエッジ部分は磨き仕上げの上にガンメタ塗装らしいですが、ギズモードが掲載しているPocket-lintの記事では、黒モデルのこのエッジ部分が剥げるらしいと書かれています。店頭実機では黒2台とも剥げてはいませんでしたが、みんなに触られてどこかにぶつけたらしい傷が何か所かエッジについていて、確かにその部分は塗装が落ちてピカピカの地銀の色が出ていました。何もしないで塗装が剥げるというより、ちょっとぶつけるとすぐに地肌の銀色が出てしまう、という事かもしれません。白モデルはここは銀色のままなので剥げる心配はありません。

背面の上下部分がクリアで真ん中はマットですが、ここはデザイン的にどうかなと感じました。これまでのモデルが傷付きやすかったのでこうしたという話はあちこちで見ますが、どうせなら全面マットか全面クリアに統一して欲しかったです。

そして全体的な質感ですが、誤解を恐れずに言うと、これまでのiPhone全モデルに比べ

安っぽい

というのが正直な感想です。初代や3GSの表裏一体感のあるシェルデザイン、4/4Sのカチッとした直線的且つ表裏のクリアさとエッジを丸めたサイドの触り心地の良いマットの美しいバランスに比べ、「あー、一体削り出しで塗装だけ塗り分けて楽したなー」という印象。加工精度は相変わらず高いですが、NCでアルミを削って削って面取って塗装して終わりーって感じのボディです。これまでのモデルのような一体どうやって組み立てたんだろう?という木目込み細工のような感じはなく、ちょっと精密な旋盤で作った工業製品という感じ。
それに私はエッジの立った、しかもそのエッジがピカピカの加工というのが好きじゃないので、塗装の落ちそうな黒も、ピカピカエッジの白も、どちらもちょっと迷います。

そんなわけで、持った質感は微妙。でもこれ、実は重量が軽くなって重厚感が減ったせいかもしれません。軽くて文句言うのもあまのじゃくですが、あとほんの少し重い方が高級感はあったのかも。

3. Lightningコネクタ

これはいい。コンタクトピンが両面にあってどっちの面も同じピン配列、本体メス側の接点は片面のみで、表裏を気にせず挿せるので、イライラが減ります。脱落防止はコネクタのサイドにあるくぼみに本体側の球状の出っ張りが引っかかる構造です。結構しっかり留まっていて、ちょっと触れたくらいでは簡単には抜けませんでした。
コンタクトピンが樹脂状のものに埋め込まれ、それがコネクタの金属に埋めてあるので、抜き差しで負荷が繰り返された時に、耐久性(それぞれが剥がれて来ないか)がどれほどあるかは今後わかる事ですが、MicroUSBよりもイカしてることは間違いありません。

4. auの音声・データ同時使用

auのデモ機はSIMが挿してあったので、117にかけてブラウザ開いたら、「両方はでけんのじゃボケ」と表示されたので、やっぱりダメでした。話には聞いてたけど、これはちょっと悲しいです。そういう機会がどれほどあるんかですが、出来ない事があるというだけで残念さが増すのを実感しました。ちなみにソフバンのデモ機はSIM無しだったので実験出来ず。たまたまなのかauの戦略なのか知りませんが、「うちは3Gでも速ぇーぞオラーいてまえー!」的なところをアピールしたかったのかもしれません。確かに自前のソフバン4Sよりau速かった気がする。

5. 尿液晶

iPhone 4は選びに選んで満足の白、4Sは選択出来ずに機変したら見事に尿に当たったので、5はどうかなーと思ったら、デモ機は全て尿っぽさはなかったです。むしろ青過ぎる白。使用中の4Sも最近は尿が気にならなくなって来て、いくぶんうっすら黄味がかった方が白は自然に見えていたんですが、5は見事なまでに青白く、尿液晶の心配はなさそうです。4Sでは白モデルより黒モデルの方がさらに尿度合が酷かったのですが、5は白黒モデルで液晶の差は感じませんでした。ただしこれはあくまでも発売時のデモ機での事でして、iPhone 5の液晶は今後3社くらいが供給する事になるので、別メーカーや別ロットになった時にどうなるかはわかりません。

6. 動作

漠然とですが速いっす。余計なアプリが入ってないまっさらな状態な事もありますが、4→4Sのまあまあ遅くはなくなったかなぁよりも体感的にキビっとしてます。ただ、キーボードの種類の切り替えはドンくさかった。日本語入力を含んだキーボードの切り替えはなんとかならんのですかねぇ。Wnnとかしめじとか入れさせて欲しい。

他のカメラとか何かはもうレビューが山のように出てるので省略。

7. まとめ

うーん、ソフバンの貧乏電波からMNPで早く逃げ出したかったんだけど、買うのはもう少し待ちます。
Appleがすごいのは、ハードのサポート打ち切りまでは全てのiOSデバイスに同一のバージョンアップを提供する事で、おかげでiPhone 4SでもiOS 6の恩恵を受ける事は出来ます。そうなると5への買い替えで満たされるのは(ハード面の差異を除けば)ほとんど所有欲というか持ってない人への優越感みたいなものであって、「この機能が使いたいから」といった高尚な目的はほとんどありません。
LTEエリアもまだまだだし、4Sが滑り出しでいろいろとつまずいた事をふまえて、2013年モデルまで待ってみようかなと、自制の意味も込めて我慢してみます。さてどこまで耐えられるか・・・
現物が見られない人は、ギズのここで大サイズの写真でも眺めて秋の夜長にあれこれ悩んでみてください。

2011/09/27

みずほ銀行 プレミアムクラブ

知らないうちにBloggerのインターフェースが新しくなってました。ほったらかしの多いブログなので、世の中はうつりにけりなを実感した秋の日です。

さて、今日みずほ銀行からプレミアムクラブに入会させてやってもえぇよ、というDMが届きました。うーん、どうせまた金借りろ的なローン勧誘かと思ったら、預入資産が一定額のやつは入れてやるというものでした。

「プレミアムクラブ」って、これまでも一定条件ならば(給与受け取り口座がある、公共料金引き落としに利用している等々)、翌月一か月間、休業日のATM手数料無料とか、他行宛て振込を3件まで手数料無料などの特典が受けられてましたが、なんか変わったんかいな? とDMを良く読むと、


  1. これまでの毎月単位の特典付与は、1年単位に切り替え(条件判定は随時)
  2. 基本的な金融サービスの内容(手数料優遇)は同等
  3. 他に以下のサービスが受けられる
  • 各種カードの発行、切り替え、再発行手数料¥1,050を無料
  • 通帳再発行手数料¥1,050を無料
  • トラベラーズチェック発行手数料割引
  • 住宅ローンの事務手数料を無料

と、ここまではまあ取られるはずのものがタダか安くなるのでよろしいですが、


  • プレミアムサロンでコーヒーを飲みながら資産運用相談が受けられる
  • 株式売買委託手数料の割引
  • 遺言書作成相談が無料
  • キャッシュカード保険(年間1,000万円)
  • ICキャッシュカード発行手数料無料(年会費ではない)
  • みずほダイレクト(オンラインバンキング)ワンタイムパスワードトークン発行手数料無料
  • 貸金庫手数料40%割引
  • セコム、ALSOK契約時の優遇(2万円相当)
  • ガン検診の無料相談
  • 高級エステサロン紹介
  • 冠婚葬祭の無料相談
  • 一流レストラン予約代行、優待
  • 提携百貨店、家具専門店の優待(3~10%割引)
  • 各種チケット予約代行
  • JTBロイヤルロード銀座での旅行案内
  • JTB宿泊プラン「優雅」「華やぎ」の料金5%割引
  • 東急ハーヴェストクラブ、ダイワロイヤルホテルズのホテル優待
  • ゴルフ場予約代行と女子プロレッスンの紹介
  • 提携美術館優待
  • カルチャースクール優待

など、正直どうでもいいサービスが、いわゆる目玉としてちょっと高級そうなパンフレットに印刷されてます。もちろん入会金などは必要なく、単なる預金者の特典でしかないのですが、こういうDMを受け取るたびに思うのは、

なんでただのサラリーマンのオレに、こんな成金趣味の自己満足感を煽るようなDMをよこすのか

ということです。上記前段の特典は手数料無料化など、日常生活の上では多少助かりますが、後段の特典は利用しなくても何も困らないし、ほとんどが私の生活には全く意味の無いものです。
「~相談が無料」とかって、普通の感覚なら聞くだけならそんなもんタダで当たり前やろと思うし、キャッシュカードなんて今時発行手数料・年会費無料は当たり前。高級料亭や高級ホテルが数%安くなってももともと高いところだし、

こんな特典屁の足しにもならん


ということです。こういうサービスが受けられる資格を得て、「おれもやっとここまでになったなぁ」なんてブランデーグラスをくゆらせてニヤニヤして喜べたのは遠いバブルの時代。私の感覚がそんなに世相とずれてるとは思いませんが、今の時代こんなもの「特典」とは感じられません。大体ほとんどが「もっと金使えオラー (゚Д゚) 」という内容。これがみずほ銀行が真面目にマーケティングした結果だとしたら、みずほさんちょっとヤバいんじゃないですかね。

そもそもこの招待条件になっている預金残高(普通を除く)に、私は達してませんが何故招待されたんでしょう? ここで考えられるのは、口座保有者、あるいは総残高が減ってるのをつなぎ留めたいんじゃないか、ということ。

んで、銀行業の業績についてちょこっと調べてみました。

(2011年3月期決算報告)

総資産
1位 206.2兆円 - 三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)
2位 160.8兆円 - みずほフィナンシャルグループ(MIZUHO-FG)
3位 137.8兆円 - 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)

売上高
1位 4.5兆円 - MUFG
2位 3.8兆円 - SMFG
3位 2.7兆円 - MIZUHO-FG

当期純利益
1位 5380億円 - MUFG
2位 4758億円 - SMFG
3位 4132億円 - MIZUHO-FG

で、みずほはメガバンク内では売上、利益がよろしくないのは万人の知るところですが、さらにROA(総資産利益率)の昨年からの推移でみると

             2010/3     2011/3
SMFG       0.22%       0.35%
MUFG       0.19%       0.28%
MIZUHO    0.15%       0.26%

となっており、収益性、効率性の面では上位行に及んでいない状況が続いています。さらに公的資金投入、経営再建が形になってあらわれている、売上高4位のりそな銀行は、ROAでは前年 0.32%、当年 0.37%と、数字だけ見れば非常に良くがんばっています。トップ3とは売上の桁こそ違え、公的資金完済後いずれみずほを追撃することになるやもしれません。

こんな決算状況に加えて、今年3月の日本史上最大のシステム障害。やっぱり預金者の流出が始まってるんでしょうかね。

軽い裏読みでしかないですが、このプレミアムクラブ、やっぱりその場しのぎの対策にしか見えません。さらに今時こんなもの感満載の内容、プレミアムにしてはいい加減な招待基準、狙い撃ちのくせに面倒くさい申込書の記入方法(保有口座を全部記入させる)など、みずほのセンスのなさにはちょっと閉口しました。

どうせタダだし一応申し込んでおきますけど、特典のほとんどは使わんだろうなぁ。

2011/03/14

東日本大震災は終わっていない

3月11日の本震発生から2日経った今日も未だに余震が続いています。気象庁は3月16日までにM7以上の地震が発生する可能性は70%以上と発表しました。もうそれ自体本震級じゃないですか。
数え切れないほどの前震と余震、500kmにも及ぶプレートで起きた断層破壊を見ると、これまでの地震で起きたずれがさらにひずみを起こすとか、まだずれ切っていないひずみがあるとかテレビで言っているのは、素人目で見てもなんとなくそんな気がします。

こちらには今回の東日本大震災(いつのまにか報道各社でこの略称に統一してますね)のメカニズムについて詳しくまとめられています。

 mohariza6さんのブログ~mohariza07メモ
 東日本大震災(2011年東北地方太平洋沖地震)」のメカニズム

私にはちょっと難しいですが、地震はいつかは必ず来る、というのはわかります。つらいことですが。

2011/03/13

地震で地球の自転速度が変わる

東北地方太平洋沖地震での地殻変動の結果、地軸のずれによって地球の自転が早まり、1回の自転で1000万分の16秒短くなった、とRichard Gross氏(NASA JPL)が発表したことを読売新聞が2011年3月12日報じています。

同氏は約1年前の2010年2月27にチリで発生した地震(M8.8)で100万分の1.26秒、2004年12月26日にスマトラ島沖で発生した地震(M9.1)で100万分の6.8秒短くなったと発表しています。

"NASA Jet Propulsion Laboratory"

NASA Details Earthquake Effects on the Earth (スマトラ島地震)
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2005-009

Chilean Quake May Have Shortened Earth Days (チリ地震)
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-071

要するに地球が軸方向に細くなったんで速く回るようになった、ということらしいです。まあ地球は真円ではなく出っ張ったり引っ込んだりしてる訳だし、そういう事もあるんでしょうが、遅くはならないんですね。

2011/03/12

東北地方太平洋沖地震 (2011年3月11日14時46分発生)

日本国内の観測史上最大規模の地震で、東北地方、関東地方北部など広域にわたって被災。またこれに誘発されたと見られる地震が新潟県中越地方、茨城沖などでも発生。

1. 概要
  • 発生: 2011年3月11日(金) 14時46分
  • 規模: マグニチュード 8.8 (米国調査機関では8.9の発表あり) → 3月13日M9.0(Mw)に修正
    • 阪神大震災M7.3(Mj)の1450倍 (M0.2毎に2倍)
  • 震源: 三陸沖 北緯38度/東経142度 深さ10km → 24kmに修正
  • 主な震度
    • 震度7: 宮城北部
    • 震度6: 宮城中南部、岩手、福島、栃木、茨城、千葉
    • 震度5: 東京、神奈川、埼玉、長野、新潟、岩手、山形、秋田
2. 同時期に発生した地震(発生時刻、主な地域と規模、震源地)
  • 3月11日午前7時49分までに三陸沖を震源とする地震が多発。震源地は太平洋沖地震とほぼ同じく北緯38度、東経143度、地下10km付近
  • 3月11日午前06時41分 茨城県南部を震源とする地震が発生。震源地は同日午後15時15分発生とほぼ同じく北緯36度、東経139度、地下80km付近
  • 3月11日午後14時46分 太平洋沖地震発生(M8.8)
  • 3月11日午後15時06-09分 岩手・青森県で震度5、震源は三陸沖(M7.0)
  • 3月11日午後15時15分 茨城県南部で震度6弱、震源は茨城県沖(M7.4)
  • 3月12日午前03時59分 長野県栄村で震度6強、震源は新潟県中越地方(M6.6)
  • 3月12日午前05時42分 長野県栄村で震度6弱、震源は新潟県中越地方(M5.3)
  • たくさんあり過ぎて書けません。
3. 経験から思うもの
地震発生時は東京都内(震度5強)、18階建てオフィスビルの14階に居ましたが、とても建っていられる状況ではなく、机の下に避難しました。その時の様子は、ビル自体が振り子のように揺れるので、地表よりも激しく感じられたと思いますが、恐怖の一言です。揺れが次第に強くなるにつれ、生命の危険を感じました。一旦おさまった後も数分~数十分ごとに余震が続き、ビルはまるで船のように揺れ続け、船酔いと似た感覚でした。
揺れがおさまっている間に非常階段から地上に降りましたが、交通機関は運休、タクシーもつかまらないため、約2時間かけて徒歩で帰宅。自宅の建物、水道、ガス、電気は無事でしたが、屋内は色んなものが床に落ち崩れており、また2時間近くかかって片付けることに。

一夜明けて12日も余震が続いており、まだ完全に安心出来るわけではありませんが、ようやく気持ちが落ち着いてきたところで、昨日体験したことやTVのニュース、インターネット上の様子を見ていて思ったことがあり、本ブログに記してみることにしました。

  • 地震発生から帰宅までの東京都内の様子
    • 人それぞれ思うことはあると思うが、オフィスの中には強がっているのか何なのか、窓際に立って外を眺めている人や、何事も感じていないように普通に仕事を続ける人がいた。自分の身を守ろうとしない人が落下物などで被災したら結局周囲の迷惑になることを自覚しろと言いたい。
    • 同じく、やたらと大声で叫ぶ人も。多分パニックだったのだろうが、集団パニックを引き起こすのでこれも止めてもらいたい。
    • 徒歩で帰ろうとする人がこんなにも多いとは思わなかった。街は何事もなかったかのように灯りがともっていて、店舗・飲食店は営業中なのが不思議な感覚だった。地震は大きかったが、ビル倒壊や道路陥没、大火災などが起きたわけでなく、直接的に影響のあったインフラは交通機関が止まっただけで、地域住民は普通に生活を続けているので、道を歩いている自分たちは「いったい何をしてるのか?」という不条理を感じた。
    • 当日帰宅することのみを考えていたが、無理せずオフィスで一夜明かしてから復旧した交通機関で帰宅するという選択肢もあったと思う。
    • コンビニは大混雑。食料品はほぼ売り切れ。
    • 徒歩帰宅者が通る自転車店は多分過去最高の売り上げだったと思う。¥15,000程度の実用者を売っている店では行列が出来ていた。
    • レンタカー営業所はクルマが全て出払っていた。
    • 道にある街路表示の重要さを実感。
    • 10cmはあるだろうピンヒールで、連れの男と地図を見ながらどこかに向かう女の人。大変だろうなぁ。というか男は靴なんとかしてあげられなかったのか。
    • ソフトバンクモバイルの携帯電話から発話しても呼び出し音や規制の音声案内が無く、無音状態が続く。20時過ぎには圏外表示。この会社の回線は使いものにならないとつくづく実感。
    • auからの発話は呼び出し音はするが切れるか、規制案内。数十回に一度つながることがあった。
    • ドコモは所持していないが、同僚の様子ではauと同様。
  • 交通機関
    • 首都圏でおそらく最初に運転再開したのは東京メトロ銀座線(11日20時40分)。引き続き都営地下鉄、西部、京王、小田急など(順不同)が再開し終夜運転または終電繰り下げ。
    • JR東、東武、京成は11日中は再開せず。JR東は12日午前7時から一部運転再開。山手線はさらに再開遅れ。相変わらずJRの運転再開は遅い。山手線が動くだけでもかなりの人が行きたい方向に移動出来たと思うが。
    • バスは止まってはいなかったが、一般道が大渋滞だったので、移動は大変だったと思う。
    • 高速道路、首都高の通行止めは、道路が危険だからではなく緊急車走行と物資輸送のため。
    • 何が動き始め、何が止まっているかを交通各社を横断してリアルタイムに見られる手段がなかなか無いことにいらだつ。結局家まで徒歩でたどり着けたから良いが、ここで第二被災した場合、もう動ける体力が無かった。ヘタに動くと無駄に体力を消耗することになり危険と思う。
  • 報道
    • 以下新聞3誌(朝日、読売、毎日)のウェブを見た感想。
    • 東京メトロ銀座線が11日20時40分に運転再開したのをウェブで報じたのは朝日(11日20時49分配信)、読売(11日20時58分配信)。毎日は初掲載時の記事が更新されており不明。
    • 大量のベンツが海に流れたと報じたのは朝日。個人的にはどうでもいい記事。企業の被害としての書き方ではなく、「ベンツ」だからというだけで報じている印象を受けた。
    • 12日18時現在、新聞3誌ウェブは震災に関する情報のまとめページを作っている。被災者の目線で最新情報を入手するソースとしてこの3誌を見た時の印象は以下。
    • シンプルで見やすく、各ページの広告表示が少量なのは毎日、読売。まとめページの先には各交通機関の情報や避難場所の案内がある。
    • 対して朝日は単なる配信済みニュースのリンクが多く欲しい情報が探しずらい。また広告や写真が多く、スマートフォン等での閲覧は非常にストレスになる。号外誌のPDF配信は被災者にとっては何の意味も持たない。記事の書き方を見ても、日々起きる出来事の一部という冷めた印象を受ける。朝日は被災者に向けてウェブ上で救援情報を発するという意識はあまり持っていないと感じた。
    • 地上波TV各局とも、12日夕方までは地震被害、行方不明・死傷者、避難場所、医療体制、交通などの状況を、被災者救難のための情報伝達が第一という姿勢で刻々と報道していたが、夜に入ってからは各局ともニュース番組のメインキャスターを揃え、地震被害情報への即応性は保ちながらも、政府・行政批判や被災地の悲惨さを訴えるなど、キャスターの意見や感想、特ダネ度を競うエンタテインメント性を含む番組に変化してきている。またこの頃から、原子力発電や気象の専門家をゲストに迎える形が多くなる。
    • 12日夜、フジでは安藤優子が「菅さんはここで頑張らないと民主党は・・・」という政権争いにからめたと思える主旨の発言をして、木村太郎に「関係ない。誰が首相だろうと全力で救済に当たるのは当然」と諌められていた。それでもさらに「各国から支援の申し出が出ているのだから、政府は早く受け入れを」と、あくまで政府批判をしたいようだった。
    • 同12日夜、テレ東では古舘伊知郎がゲストの元気象庁職員に「あんなに綺麗な海が真っ黒になるんですね」と質問していた。
    • 確認出来た限りではテレビ埼玉、TVKは11日夜からほぼ通常番組のままで、地震特番は放送していない。
    • 通信インフラ、インターネット
      • 前述のように、11日は携帯電話(発話)ではソフトバンクモバイルが最悪だった。震災時の通信規制は当然だが、圏外表示になるなどもっての外。同じ相手にauとソフトバンクの携帯から交互にかけてauはまれに通じることがあったし、EZwebはほぼ正常。基地局被害数はau 3300、ソフトバンク 3400。
      • イメージ悪化を懸念してか、ソフトバンクは12日Wi-Fiスポットを無料開放した。
      • WiMaxは地震以降も普通に使えていた。
      • ツイッターではまとめ情報を公開。ハッシュタグは安否確認(#anpi)、避難情報(#hinan)、救助要請(#j_j_helpme)、地震全般情報(#jishin)に整理。
      • ハッシュタグ #j_j_helpme、#anpiは、ほとんどのツィートがタグを広めるRTのため、本来の安否確認や救助依頼が埋もれてしまい役に立っていない。また行方不明者を探すツィートに氏名や特徴を記載しておらず、「お母さんを探しています」など書かれているものが多く、本人のツイ友以外が見てもあまり意味の無いものになっている。もしくは書きたいが実名をさらすのを嫌ったか、パニックだったか。
      • 11日19時頃ツイッターはパンクしていた。
      • ツイッター公式のきせかえアイコンに、被災者サポートの意図で日の丸パーツ。スポーツ応援と同じノリで少々不謹慎に感じるが、今はこんな感覚なのか。
    • 企業、公共機関
      • 新宿のファミレスは早々と閉店。帰宅難民による混乱・居座りを嫌ったと思われる。
      • ファミマ、セブンイレブンでEdyは使えた。
      • JR新宿駅は安全確認を理由に通常の終電時刻前に駅閉鎖。
      • ツタヤでおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブは、Tポイントを被災地募金に当てることが出来るようにした。これまでもTポイントから日本赤十字やユニセフに募金出来る仕組みはあり、同様の方法で可能。
      • NTTは一部地域の公衆電話を無料開放。
      • 一部都銀、地銀では本人確認だけで預金引き出しを可能に(限度額あり)。
      • 被災地の医療機関で、保険証・現金不要で受診出来るように。
      • 東日本の火電、原電停止で、東京電力の電力供給量が低下。中部電力からの融通では賄えない状態。
    • 食料
      • 以下12日の東京都新宿区の様子。
      • 飲食店はほぼ通常営業。
      • コンビニ、スーパーは弁当、惣菜、カップ麺、パンなどすぐに食べられるものは売り切れ続出。野菜・果物や鮮魚・肉などの生鮮食品、飲料品は少なくなってはいるものの、完全な品切れは無い。茹でるのが必要な麺類(うどん、そば、スパゲティ)、レトルトの白米やカレー、菓子類は普通にある。
      • 意外にも冷凍食品は大量に残っている。
      • スーパーでは大量に食料を買っていく人が多いが、上述の通り調理不要なものばかり買い漁り、生鮮食品などは買っていない事から、本当の飢餓状態ではなく、(食料が無くなるのではないかという)単なるパニックが起きているだけと思える。
    • その他
      • 地震直後、自分はどうしたらいいのか正直判断がつかなかった。地上に逃げるべきか留まるか悩んでいる時、皆が逃げ始めたのでつられて降りていった。その後、近くで電車が動くまで待つか運良くタクシーがつかまれば帰るつもりだったが、皆徒歩で帰るというのでつられて歩いて帰った。帰巣本能の欠如か。心のどこかでそんなに大変な事にはならない、とずっと思っていたのかもしれない。
      • 1日経ってようやく気持ちが落ち着いてきたが、とりあえずは事故、怪我、火災など何もなかったにしても、あれは「被災」だったんだと思う。簡単に言うと電車が止まっただけなのだが、泣く人、叫ぶ人、階段避難、会社から帰宅出来ない人たちの救援方法の話し合い、徒歩での帰宅、近所の店舗は食料売り切れなど、命はあっても明らかに日常とは違う状態。また助ければ助けられる人に手を貸せなかった事に自己嫌悪を覚えた。生死の問題ではなく帰れる帰れないについてだが、自分は相当嫌な人間に思えた。そこまで思う必要は無いのかもしれないが。これをPTSDと言うのだろうか。
      • 雑感ばかりで申し訳ない。まだ若干ショックが残ってます。

    2010/11/24

    Autumn Leaf


    Autumn Leaf

    桜の落ち葉です。
    桜の葉がこんなにきれいに紅葉するとは気づかなかったです。リンゴのような鮮やかな色付きが、とても綺麗。

    2010/11/23

    Nikon NewFM2




    約15年前に新品で買ったNewFM2です。ついているのは35mm/f1.4、隣にあるのは50mm/f1.4。今では高くてそうそう買えない銘玉です。

    生まれて初めて自分で一眼レフを買ったのは、中古のCanon AE-1/Pでした。それはAEと言ってもシャッター優先のみで、当時AEと言えば絞り優先となりつつあった頃たっだので、そうなのかぁ、じゃあ使いづらいなぁと思い、ステップアップのためにAE-1/Pを売却しNikon F4を買ったのでした。

    ニコンの一眼で当時最高峰だったF4は、プロユースのために作られたものであり、報道、極地取材などありとあらゆる極限環境でも確実に動作し、多少の衝撃では壊れないという戦車みたいなカメラです。確かに丈夫だったですけど、重い。単焦点一本でいってもボディー自体が重いので、構えることが苦痛になってきます。フラッグシップ機を使っているという優越感でお釣りがくるほど期待したものが撮れなかったこともあり、AFにも楽しさを感じられなかったため、またF4は売却し、このNewFM2を買いました(この両極端さはどうか)。

    シルバーボディのカメラはガラスなど反射する被写体を撮影する時は写りこむ事があるため、黒ボディの方がいいというのは昔良く言われたことです。でもやっぱり軍艦部が渋く輝くこのシルバーボディの方がカメラっぽいよなと思ったのでこちらにしました。買ってしばらくは、やっぱり黒が良かったなぁと後悔もしましたけれど。

    このFM2で、とにかく撮りまくりました。主に撮ったのはモノクローム。荒木経惟氏に憧れ、街・日常・心象風景をテーマに毎日36枚撮りを何本も撮り、現像代もばかにならなくなったので自家現像とプリントもやりました。一日撮っては家へ帰って現像し、ベタ焼きしてはチェックしたコマを深夜納得いくまでプリントする、そんな毎日を繰り返し。

    こんな事が出来たのも、前の会社を辞めてしばらくブラブラしていたからです。貯金が底を突く前に何かひとつ写真でものにしたかったという思いもあって、荒木氏を真似て自家プリントで写真集を作りました。いわゆる集大成です。それが出来た時は一切人に見せるつもりはなかったんですが、やはり誰かに認めてもらいたいという思いもあり、出版制作会社に就職面接を受けに行く時に自分の作品としてそれを持って行きました。

    そこで言われたひとこと。

     「アラーキーみたいな写真ですね」

    この瞬間、もう写真は止めようと思いました。別に嫌だったわけじゃありません。むしろ嬉しかったくらいです。模倣に始まり、氏の書き物を読み漁り、写真展に来場していたご本人に会いに行き(確か握手していただいたはず)、次第にのめり込んでいった末に、これでもかと言うほど撮りまくり、シャッターを押した瞬間の感情が印画紙に見えるまで焼き続ける、その作業の果てに自分が壊れていく気がしてしまったんです。氏に似ていると言われたことで自分の中に区切りをつけ、もうこんな写真はやらないと決心し現像機材など全て売り払って普通のサラリーマンに戻ってしまいました。

    それでもカメラは手放さなかったんですが、ジュラルミンケースに封印。それからフィルムカメラは衰退し、デジタルカメラにとって変わられ、私もデジカメしか使わなくなってしまいました。

    あれから15年、色々な意味で、もう一度このカメラを手にするとは思いもしませんでした。カビを覚悟で先日久しぶりにケースから引っ張り出したら、なんとレンズには曇りひとつありません。ニッコールがすばらしいのかケースが余程密閉されていたのか、少し感動ものでした。ちょうどその頃買ったリバーサルとパンクロームのフィルムが残っていたので(!)、どんな写真が撮れるか今試しているところです。久しぶりに外界の空気に触れてカメラもびっくりしてるでしょうし、リハビリを兼ねてのんびり撮るつもりです。もちろん私自身のリハビリも。

    2010/11/13

    A scene with BRONICA

    iPhone 3GSで撮影。
    このいかつい鉄の塊のようなブロニカが、エレクトロニクスが氾濫する街の中ではお守りのように思えます。

    2010/11/11

    HASSELBLAD POLAROID 100


    ハッセル用のポラロイドフィルムバックです。ポラバック100、ポラロイド100(Polaroid 100)、どっちがほんとの製品名か知らんのですが、ハッセルのアクセサリにはこれと80用の2タイプあります。80はフィルムが製造中止なので、今はこっちの100用しか使い物になりません。80/100兼用のポラコンビというフィルムバックもあります。
    この先まかり間違って80フィルムが復活したらと思うと、投売り状態の80用ポラバックも手に入れておいた方がワクワク感は楽しめるかも。

    で、現在は富士フィルムのフォトラマFP-100(カラー)かFP-3000(白黒)しか一般には入手出来ないインスタントフィルム*ですが、このポラバックにセットして使う方法が良くわからない。フィルム買っても説明書は入ってないし、ハッセル純正のこのポラバックの取説にもロクな絵が載ってない。頼りになるのはネット情報と自分の想像力のみということで、困ってる人も多いと思います。私も最初えらい悩みました。大抵は失敗してる人のブログしか見つからんし、きっちり説明してるサイトがなかなか見つからない。

    無ければ作りましょうということで、手順を作りました。初めて使ってみたポラバックですが、一応この流れで成功したので、多分合ってるんでしょう。もし違ってたらコメントよろしくです。

    * 他にIMPOSSIBLEが販売してるポラ互換フィルムもありますが、安定供給という意味ではどうかなー。

    0. 必要なもの

    • ポラバック(ポラロイド100)・・・¥結構高い
    • カメラとレンズ・・・¥とっても高い
    • 富士フィルム フォトラマ 10枚撮り FP-100またはFP-3000・・・¥2,000前後(FP-3000は¥1,600くらい)
    • 温度計(室温を計る)・・・出来れば正確なもの
    • 時計(現像時間を計る)・・・出来れば秒針のあるもの
    • あくなき探究心と経済力・・・一番難しいかも


    1. 開封

    FP-100の箱を開けると、遮光用の銀色の袋に包まれたこのカートリッジが入っています。袋を開ける時に、現像液や印画紙を押しつぶさないようにカートリッジの両脇を持ちます。つぶしちゃあかんよ的な絵がカートリッジに描いてありますが、これは外箱にでっかく描くべきでしょう。まずここからして不親切だな富士フィルム。

    2. 装填

    みんな一番悩まされるのが、このベロです。黒いベロと白いベロ。なんでお前は白と黒なの、出たいの引っ込みたいの、どっちなの、とあれこれ考えても、どこにも書いてません。

    でも、何も考えることはありません。このままカポっとポラバックに入れればいいんです。装填前には必ずポラバックに遮光板を付けておくのを忘れずに。

    そしてこのまま蓋を閉めるだけ。

    装填出来たところ。こんな感じに白ベロも黒ベロも出ています。よく黒ベロを隣の細いスリットを通して出そうとして失敗してる人が多いようです。この時、白ベロが丸まってポラバックの中に挟まれてることもあるので、そこは気をつけてください。

    3. 撮影準備

    次は撮影するための準備です。装填しただけだと撮れません。
    それは、この黒ベロを引き抜くのです。抜くにはちょっときついし、長いので、初めて使う人は、これ抜いてしまってえらいことになるんじゃないか、とドキドキしますが安心して抜いて下さい。すると、「1」と書かれた白い紙が出て来ます。これが1枚目ですよ、という印。
    もう分かったと思いますが、この黒い紙は遮光用の紙で、引き抜くとフィルムの感光面が露光窓のガラスの向こうに登場しているわけです。なので、この作業の前にポラバックに遮光板が付いてないとフィルムがパーになってしまいます。

    これで撮影準備が出来ました。普通の120/220フィルムの撮影と同じく、ポラバックの遮光板を引き抜いて撮影して下さい。

    4. 現像

    撮影したら、「1」という白い紙をペリっと引き抜いてください。すると「2」という紙と、隣の細いスリットから別の白いベロが出て来ます。これが撮影済みの印画紙を引っ張り出すベロです。このベロを、極めて一定の速度で、速くもなく遅くもなくヌーっと引いて、印画紙を引っ張り出してください。
    スタジオカメラマンっぽくバリっ!と大げさに引き抜きたい人はどうぞやってみてください。私は現像液が飛び散って悲惨なことになるんじゃないかと、怖くて出来ません。また、この引っ張り方は人それぞれ意見があるようで、ヌーでなくシャッとやった方がいいとか色々言われてますが、心情的には一定速度のヌーがいいかなーと思ってます。

    放置プレー。印画紙をヌーっと引き抜いてから指定された時間だけ放って置きます。放置時間は印画紙のタブのところに書いてあります。フィルムの外箱にも書いてあります。周囲の温度によって時間が違うので、撮影前に温度計で室温を測っておく必要があります。また待ってる間、ブリンブリン振り回したり手で暖めたりしたら発色傾向の参考にならなくなるので、やめといた方がいいです。

    指定時間が経ったら印画紙をペリペリペリとはがして出来上がり。乳剤がフチにたまってるので印画紙につかないように気を付けてください。


    あんまりいいサンプルではなかったですが、蛍光灯の室内で絞り2.8、シャッター1/4秒、室温18度、現像3分だとこんな発色でした。このFP-100は長時間露光対応と箱に書いてあるので、シャッター速度と現像時間を調整すれば、もう少しまともな発色が得られるんではないかと思います。

    そうそう、1枚目の印画紙を引っこ抜いた今の状態は、すでに2枚目の印画紙が遮光板の向こうでスタンばってるわけで、プラスチッキーなポラバック100ではいくら遮光板をしていても光線漏れが心配です。早めに10枚使い切るようにしましょう。

    2010/11/10

    Sky is like a deep sea


    Sky is like a deep sea
    HASSELBLAD 500C/M, Planar C 80mm/f2.8
    Kodak Ektar 100


    Ektarのせいかバル切れとコーティングはがれのせいか、いい色になった。
    夕焼け空だが、宇宙から見た地球のようである。無限遠が怪しいのは、レンズを分解・組み上げた時にヘリコイドのねじ込み位置を間違えたせいである。帰宅後にもう一度組み直してそこは直した。今度はシャッターブレードにオイルが沁み出し、時々完全に閉じなくなった。Cレンズは常にレストアしながら付き合っていかなければならないが、そこも含めて楽しみと思えれば立派なハッセル狂いである。

    Rib Sky


    Rib Sky
    HASSELBLAD 500C/M, Planar C 80mm/f2.8

    Kodak Ektar 100

    あばら骨のような秋空。

    ボロボロの銀Planar C 80mm (T*なし)を使って初めて撮影した日。
    このレンズは、「バル切れのジャンクだよ」と言われて格安で買った(と言っても1万円以上)、初めてのハッセルレンズ。まずボディを買って次はレンズと思ったらすぐにこれを見つけたので、良くわからないまま買ってしまったが、家に帰って調べたら、まずシャッターが切れない。1万以上で使い物にならないものを売るのがハッセルの世界かと、中古カメラ業界を呪ったが、くやしいので分解して自力で直した。

    幸い内部部品の欠落や破損はなかったようで、分解清掃でなんとかなった。もう限界に近いほどバルサム切れが進行していたが、それでも多少のフレアと色合いの乱れ程度で、シャッター・絞りは正常に動いているようだ。ちなみにこれはT*なし銀プラだが5枚羽根である。それでも絞りの形はゆるやかな円形に近く見え、これなら6枚でなくても良いと思う。色が微妙に乱れるところも味として楽しめる。

    それにしても、何十年も昔のレンズが今でもまともに動き出すところに感動した。ボロボロではあるが、初めて買ったハッセルレンズで、ハッセルとは何かをいきなり教えてくれた。後にCF80mmも買ったが、写りがどうであっても、これはちょっと手放す気にはならない。

    HASSELBLAD 500C/M, Distagon C50mm/f4 T*


    突然ですが、これ買いました。
    素人が手を出すと身の破滅とも言われる(か?)、ハッセルブラッドです。
    flickrでローライフレックスの写真に魅せられてしまい、昔Seagullでちょこっと中判撮ってみたこともあって、また6x6撮りたいなー、なんて思ってしまったのが運の尽きでした。

    ホントにこれ金食い虫です。中古ボディの値段は最近随分下がって来ており、一番ポピュラーな500CかC/Mならレンズ無しで程度そこそこで良ければ2万円出さなくても手に入ります。私が買ったのも、パルパスやシャッター幕はピカピカの綺麗な80年代製の個体で、マガジンと、しかもプリズムファインダーPME-51付きで4万円少々。PME-51の中古単体だけでも4、5万円位してるので、これはラッキーだったです。

    しかーし、レンズが高い。500xはフォーカルプレーンではないので、ボディなんていわばただの箱、大事なのはレンズというわけです。しかも、ハッセル病というのがあるかわからんですが、500xはすでに現行機ではないという焦燥感なのか、手に入るアクセサリーは見付けたら片っ端から買っておかねばみたいな欲望がムズムズと湧いてきます。

    これまでに手に入れたものを掲げるので、長文覚悟でアホの様子を見たって下さい。まずはボディ関係。★マークは国内正規代理店販売品(シュリロ・トレーディング)の意味です。

    • 500C/M★ボディ
      • これを手にした日から金が湯水のように出て行く。
    • PME-51 アイレベルプリズムファインダー
      • アキュートマット付きで非常に見やすい。露出計も助かる。が重い。
    • ファインダーカバー(底面用)
      • Vマーク入りのただのプラスチックの板。プリズムファインダーの底がぽっかり開いた状態で保存するのは、プリズムガラスに傷がつきそうで精神衛生上よろしくないのをなんとかするためのパーツ。ひょっとするとシュリロから¥800位で入手出来るのかもしれないが、ヤフオクでは常に¥2,000以上で落札されているので、今は売ってないものなのかも。と信じて¥2,211で落札。だけどやっぱりこんなもの多分自分で作れる程度のもの。
      • フィルムマガジン(A-12★ x 2個、A-12★無し x 1個、A-24★無し x 1個)
        • ボディに付いて来たのが相当古い★無しだったので、予備も兼ねて買い足していく。中野のあの店で綺麗な★付きが買えたので追加はしばらく休み。120だとどうしてもフィルム換装が面倒なので220用のA-24も欲しいが、24枚撮りフィルムのお徳感がまったくないのでA-12でいいか。と思ったがやっぱり24枚用も持っておこうとキタムラで購入。キタムラは時々びっくりするような破格でハッセル品を出すので要注意。
      • ウェストレベルファインダー(新型、旧型各1個)
        • ボディにはPME-51が付いてたがこれが無かったので追加。ボディをヤフオクで落札した日に合わせて美品の落札を狙うも、こんなペラペラのパーツが8千円超えにビビり競り負け。後から考えるとそれは破格だったのを悔やむ。後日新型を1万以上で落札。後日旧型美品も¥9,000ほどで落札。これは安かった。なんで2個か?予備ですよ予備。
      • 巻き上げクランク(レバー付き、レバー無し各1個)
        • 写真の旧タイプのレバー付きを新宿のあの2階の店で入手。無傷の美品。こんなのが5千円かと2日通ってしぶしぶ購入も、やはりこれも相場よりかなり安かった。
        • 後にレバーの無い丸いだけのものを新宿のあの地下の店のショーケースの隅に埋もれてたのを発掘し回収。オリジナルのケース付きで¥2,000だったのは驚き。
      • 露出計内蔵巻上げノブ
        • セレン式メーター内蔵。反射/入射両用。正確じゃないが目安にはなるので、あると便利。馬鹿にされるだろうがほとんど反射で使ってても結構なんとかなる。これ買ってからPME-51と巻き上げクランク類はほとんど出番なし。
      • 旧標準スクリーン
        • アキュートのスプリットはプリズムビューでは便利だがウェストレベルでは見づらくて仕方ない。昔の標準スクリーンが1千円で新宿にあったので買ってみたが、これも暗くて使う気がしない。やっぱアキュートDのグリッドが欲しい。
      • 純正ポラロイドバック 100
        • ライティング・テストや仕上がりのプレビューの意味で使うのが本来の使い道だが、持ってると楽しそうだったので購入。でもフィルムは一般には10枚で2千円もするフジのフォトラマしか入手出来ないので、おいそれとは使えない。
        • 純正よりも、npcやARCA-SWISSのが安いし、ARCA-SWISSはガラス板が無い分クリアな気もするが、ポラの液漏れでシャッター幕が大変な事になるのが怖くて純正にした。多分そういったボディー保護の目的であのガラスは付いてんだと思う。幕は命です。
        • 中古でも¥10,000以上しているが、たまたまヤフオクで即決¥6,000だったので即決断。しかし後日ジャンク¥1,000を見つけ、なんだかなぁと思いつつそれも回収。勿論使用に問題なし。
      • ボディのバックカバー
        • マガジンはずした状態では、これ無いと怖くて置いておけない。改めて幕は命です。
      • ストラップ
        • アクセサリでこれが一番悩んだ。評判の良いOP/TECHスーパープロを買ってみたが、金具の抜け留めのプラスチックが引き蓋やマガジンのクランクにゴリゴリ当たるのが気に入らず、アルチザンのに変える。
        • アルチザンACAM-505はしっかりした作りで気に入ってたが、なんと、こともあろうに撮影中に金具がはずれた。左手でボディ構えてる状態だったので落下はしなかったが、背筋が凍った。別に不良品だったわけでなく、使ってるうちに自然に取れてしまった。このタイプの金具はハッセル標準品もそうだが抜け留めがなく、はずれても不思議じゃない。一応マップカメラに文句を言いに行って返品交換してはみたが、金具はまったく同じものだし、そのまま使うのは不安で仕方ないのでOP/TECHのパーツを参考にして金具のベロが浮き上がらないように固定するパーツを塩ビで自作。以降問題なし。でもこのタイプの金具っていい加減な構造だと思う。ボディとレンズをアスファルトに落としたら、泣いても泣ききれんでしょう。何故ハッセル社は何十年も売り続けてて、絶対はずれない金具を作ろうとしないのか。

      と、ボディ周りはこんな感じです。おそろしい。今改めて電卓叩いたら大変なことになってました。本当にとりつかれたように揃えてしまった。

      続いてレンズも書こうと思ったけど、ドキドキしてしまったので、それは後日にします。みなさんもハッセルに手を出す時は気をつけて。くれぐれも相場より安いものを見つけたからって色々買いまくらないでください。万単位のものをこれは安い!と思った時は感覚が麻痺してます。Canon EOS 5Dでも買った方がよっぽどまともな写真人生を送れます。

      2010/10/19

      Char ~ U.S.J


      View from Bihoro-ridge
      Originally uploaded by zzox


      昔の写真を引っ張り出してたら、偶然Charのアルバムジャケットに似たのが出てきたのでのっけときます。写真は北海道・美幌峠からの眺望です。かなり昔のサービス版プリントをスキャナで取り込んだのであまりきれいじゃありませんが。

      で、そっくりだと思ったアルバムはこれ。


      1981年発表の『U.S.J』という、ファンにはなんとも複雑なアルバムです。参加ミュージシャンはスティーヴ・ルカサー(g)、ジェフ・ポーカロ(ds)、ニール・ステューベンハウス(b)、デヴィッド・フォスター(key)、ジェイ・グレイドン(g)、ポウリーニョ・ダ・コスタ(perc)という、何故にこやつらとCharが?という面々。ルカサーに呼ばれてCharが渡米した時にはすでにほとんどトラックは出来上がっていたという、なめとんのかお前らは的な録音でありました。評価はいろいろあれど、このアルバムのSmokyはとても聴けたもんじゃないですね。
      そういえばラリー・カールトンとB'zの松本氏のインタープレイもCDになってますが、こっちはまあまあ聴けます。まあまあと言うのは、松本氏のプレイがカールトンとほとんど溶け合っていないので、聴いていて居心地が悪いため。なんかカールトンが無理に自分の型にはめようとしてる感じで、松本氏がのびのび演奏出来てない気がします。
      ルカサーにしてもカールトンにしても、外タレが宣伝で日本人呼んで押し付けの競演ものを作るのはやめてほしいですな。一緒にやりたきゃそっちから来るのが礼儀というもんでしょう。

      2010/10/18

      憧れだった


      My wishfulness
      Originally uploaded by zzox


      YAMAHA SG600です。
      ご本人には失礼ながら、今となっては赤面ものですが高校生時代に高中に憧れ、おのずとSGにも憧れたわけです。学校の先輩がSG500のチェリーレッドを持っていて、5万円で譲るよと言われてもそんな大金出せるわけもなく(SG500の定価がそもそも5万円)、いつしか高中熱も冷めて大人になってしまいました。

      シモクラにはよくSG1000だの2000だのの中古がぶらさがってて、これ昔欲しかったんだよなーなんて眺めては懐かしんでましたが、SGは現行モデルでもあり中古価格もそんなに安くはありません。

      ところがですよ、またしても恐るべしハードオフ。1979~81年販売の短命モデルながら、ダイレクトサーキット、ピックアップは1000と変わらない(多分)と言われる、中古市場ではボロボロでも3万円以上の値がつきすぐに売却済みとなる幻のSG600が、なんと¥18,900のもってけドロボー状態。打痕もあまりなく、ネックは順反り、フレット7~8分程度、ガリはほぼ無し、ペグもスムースという、非常に状態のいいもの。これ逃す手はないよねー、と即買いでした。

      この時代のヤマハは今では信じられないような質の良い楽器を生産していたと思います。SG600はドットポジションとかシンプルなインレイ、淡白なヘッドデザイン、PU切り替え回路が無いなど、SG1000/2000から見れば廉価版ですが、貼りボディのバックがアガチスかマホガニーかと指板材の違いこそあれ、ボディの作りこみは全く同じと言って良いほど遜色のないもので、決してどこかを手抜きして適当に作られたモデルではないです。SG600自体でひとつのモデルとして十分成り立つんではないかな。

      というわけで、また道楽に手を出してしまったことを反省しつつ、報告終わり!

      2010/07/19

      Canon PowerShot S90

      Canon PowerShot S90
      Canon PowerShot S90,
      originally uploaded by zzox.
      新参者です。
      昨日うちにやって来た新しいカメラです。
      去年の秋に発売されたモデルで、その頃LUMIX LX3を購入しようと考えていた際に、RICOH CX2とこのPowerShot S90を比較対象にして、結局LX3を選んだんですが、最近S90の値崩れを見かけ、しかも先月末ですでに生産中止になったと聞き、これは買っとかなアカンと変な使命感に燃えてポチりました。

      キャノンのデジタルカメラはIXY 300とPowerShot S40以来しばらく縁がなく、Pentax ist D/K10D、LUMIX LX1/LX3、RICOH GR DIGITAL II/Caplio GX100とやや偏屈者路線を歩んで来ました。キャノンのDIGICは素晴らしいと思いますが、いわゆる「キャノンカラー」として世界中でデジタルカメラのリファレンスにされると言う、のっぺりとした質感が好きになれず、ずっと避け続けて来た訳です。そんな中でもPowerShotシリーズだけは時々気にはなっていましたが、Gシリーズは重さの割りに琴線に触れるものがなく、Sシリーズでいいのが出ればなぁ、と思ってました。

      LUMIX LXはいいカメラです。いわゆる所有欲を満たしてくれます。LeicaのOEMでもあり、「カメラをいじっている」という感覚に安心感があります。GRはアナログな風貌に対してデジタルのインターフェースが実に良く練られていて、これも使う人に分かりやすい操作感を提供してくれます。

      ただどちらの機種にも、「常用したい」とは思いづらい敷居の高さを感じてます。その点S90はカバンに突っ込んで傷だらけになりながら使っててもいいか、という気安さがあるんですね。Sシリーズをこのサイズで出してくれた事にとりあえず感謝しときます。

      まぁ完成度については若干??なんですが・・・その点は後日。

      2010/06/08

      Timberland Wodehouse Wingtip Tan 83581

      GWは田舎に帰るたびに、近所にある佐野プレミアム・アウトレットに行きます。
      広大な敷地が大人のテーマパークのようで、この中にいる時だけは金持ちになった気分が味わえます。それと、アウトレットは郊外の、割と田舎にあるので、折角遠くまで来て何も買わずに帰るのは損、と思わせる効果もあるんでしょうね。

      Timberlandの中でも価格帯が高いと言われるBoot Companyのウィングチップモデルですが、世界中探してもなかなか無いよ、今なら9,800円だよの文句に釣られ、買ってしまいました。
      履き心地はソフトです。革がしっとりしてるのと、サンダルのようなカットをしてあるので、足を包み込むような感じです。ソールが薄く、のっぺらなゴムが貼ってあるだけなのが若干 "んー" ですが、まあTimberlandですので。

      この靴買ってすぐ写真をflickrに投稿しといたら、なんと次の日に本家Timberlandから「グループに入って写真載せてもらえんかね?」 と誘われました。毎日flickrに投稿される自社製品を検索しては、そうやってグループ登録の勧誘してんでしょうけど、これは感動でしたね。

      Timberlandのflickr group

      らっきょう

      Allium Chinense
      Allium Chinense,
      originally uploaded by zzox.
      スーパーでは「エシャレット」といって売ってますが、どう見ても根らっきょうです。青果市場やスーパーが勝手に名前変えてるだけで、西洋野菜風にした方が売れ行きがいいからです。
      似たようなことは鮮魚でも当たり前のことですが、なんでわざわざ嘘つくんですかね。不当表示以外の何もんでもないのに。それにらっきょうがかわいそうでしょ。好きなのに。

      これは買って来たばっかりの時は生々しくてえぐみがあったので、塩振って2日ほどビニール袋に入れて漬けといたものです。いい具合に塩らっきょうになりました。金山寺みそを添えて。

      Serendipity

      Serendipity
      Serendipity,
      originally uploaded by zzox.
      引き続きSerendipityです。
      いつも窓際の席で食事してましたが、今日は奥の席です。分煙はその日の予約状況などで場所を入れ替えるそうです。
      整然と並んだ白い椅子に、良く冷えたビールの注がれたビアグラス。ちょっとカッコつけて撮ってみました。これもiPhoneのカメラです。

      2010/06/07

      交通安全

      もう完璧におちょくってんだと思いますが、ランボルギーニで300km/hオーバーを出して自慢してる兄ちゃんたちと、それをパロってる動画です。


      これはオリジナル。



      こっちがパクリ。



      元動画の兄ちゃんたちは、なんとなくいけ好かないので、ざまぁみろと思いましたが、パクってる方も何も最後にRCモデルを破壊しなくてもと、ちょい説教くさい感も。

      どっちにしても公道でスピードアタックはやめましょう。

      2010/05/23

      New India

      New India
      New India,
      originally uploaded by zzox.
      高田馬場にあるインド料理の店、「NEW INDIA」です。4人掛けのテーブルが4つしかない、狭い店ですが、妙な日本語を駆使してインドのおっちゃんが切り盛りしてます。しかし最近外食ばっかりですね。健康診断が近いというのに。

      あまり腸が強くないので、香辛料や唐辛子、にんにくなど刺激の強いものを食べるとすぐに胸焼けするか、酷いと下血してしまうんですが、この店の料理は何故か相性が良く、食後もなんともありません。多分材料の配分がいいんじゃないかと。

      人力でなく機械が大量生産する大手外食チェーンの料理やインスタント食品の、薬品を混ぜ合わせたような味に目に見えない不安を覚えますが、出来るだけそういうものは避けて食生活を送りたいものです。