2009/09/13

Guyatone PS-031 Distortion Pro

東京サウンド(Guyatone)のディストーションです。1980年代中~後半にProシリーズとして出たものです。海外では割と評判のいいGuyatone PSシリーズですが、日本ではあまりレビュー記事が無く、回路図も見つからないので、入手して中を見てみることにしました。ほとんど新品、箱と当時の保証書付きで牛丼10杯しなかったので超ラッキー。
GuyatoneのエフェクターはぼってりしたケースのEffect Machineシリーズ(PS-1xx)、プラスチックっぽいPS-00xシリーズ、昔のラジカセのツマミのようなPS-01xシリーズ、PS-01xと同じケースのPS-02xシリーズがあります。PS-01x、PS-03xシリーズのオーバードライブは今でもやや人気があります。布袋使用という話だけで買ってる人がほとんでしょうけど。
回路を見てみると、どうもDistortion and Sustainerっぽいですね。OPAMPはM5218L(4558互換)とLM308Nがあります。LM308NはRATの初期~中期のOPAMPですね。
あとBOSSのON/OFF SW標準の2SK30A(Y)×4、2SC1571×6です。C1571はC1681互換で、C1681はRoland BeeGee (Fuzz)にTA750Mとの組み合わせで使われています。
う~ん、どういう回路なんだろう。RATのコピーしたら音の伸びが無いのでDynacompをつなげてみたってところでしょうか。音は確かにRAT系で、ツマミの名前もFILTERになってます。Fuzzっぽい音で、使いづらくはないです。FILTERツマミ、GAIN(歪み)ツマミはどちらも12時以下がいい感じです。どちらも12時超えると痛くなります。
ちなみに同じProシリーズのPS-032 Over Drive ProにもNJM4558L/LM308Nが載ってるというレポートを見ましたので、同じ基板で定数変えてるだけなのかもしれません。

ということで、過渡期のAria、Guyatone、Korg、Pearl、YAMAHA、Tokaiのエフェクターは混沌としていてどれが本家の設計なのかわかりません。だから消えていったと考えられるのかもしれません。必死にいろんな製品を研究して、ベストと思われる回路を作ろうとしたのかもしれませんが、いじくり過ぎて元の個性を失くしてしまう結果になってしまったんでしょう。

2009/09/09

Panasonic DMC-FZ5 (その2)

えー、昨日分解掃除したDMC-FZ5ですが、わざとレンズキャップしたまま電源入れて安全装置が働くか確認したところ、またレンズが出なくなってしまいました。センサではなくカムの磨耗か繰り出し機構のヘタリが考えられるので、改めて分解しました。今日はひととおり分解手順を撮影しておいたので掲載します。

外装部に見えるネジは全部はずします。あと、ストロボをポップアップすると奥に六角ネジがあります。こいつを1.5mmのヘクサレンチではずします。


本体後ろ側の液晶モニタのついたパネルをはずします。サイドは爪になってるので、割らないように注意しながら。私は割ってしまいました。まぁネジ締めれば問題ないですが。



次に、エンジンの載ったメイン基板をはずします。上の写真の赤丸のネジです。×印のネジははずす必要ありません。


この基板をはずす際に、左赤丸のバッテリ端子部分が本体にある爪などと干渉してうまくはずれませんが、その右の赤丸のネジをはずして、シャッターボタンのあるコントロール基板を引き抜きながらはずすとうまくいきます。このネジをはずすとバッテリホルダ部もはずれますので、メイン基板、コントロール基板、バッテリホルダをうまくからめながらズボっと抜いてしまいましょう。


バッテリ端子部分を拡大すると上のような感じです。赤丸のネジがキモです。

メイン基板がはずれたらもう少しです。上の写真の赤丸がレンズを留めているネジです。右上のは先にはずしてますね。


これで各部位がバラバラになるまで分解できました。

レンズの鏡胴を繰り出す仕組みですが、ステップモーターがカムを介してレンズの内側の胴体を回します。胴体には斜めに溝が彫ってあり、外側の胴体の爪がこの溝をたどって前後に動くわけです。この溝を見てみると、鏡胴が一番引っ込んだ時に爪があたる溝が磨耗していくつも段差があり、電源を入れた時にこの段差のせいで爪が引っかかってレンズが前に出られないことがわかりました。

段差は紙やすりでなだらかにし、念のためステップモーターの歯車も少し回して鏡胴のカムの回転開始部分と噛み合う位置を変えて組みなおしました。こうすることで、長年歯車の歯とカムが同じ場所から回転開始していたことによる片減り(歯の磨耗)を修正できます。つまり、一番レンズが引っ込んだ位置からレンズを押し出すために、いつも同じ場所の歯で押し出そうとしているので、その歯が減ってしまう、ということですね。


ついでに、レンズユニット内部で何かがカラカラ言ってるので、取り出してみることにしました。内側の鏡胴と外側の鏡胴は前述の溝と爪で留まっているだけで、外側の鏡胴をそっと引き抜くと簡単にはずれます。どこのパーツかわかりませんが、1mmくらいのプラスチックの破片が出てきました。多分、前ユーザが、出なくなったレンズを引きずり出そうとして何か差し込んだものが折れたんだろう、と思いたいです。



補修完了したので、分解と逆の手順で本体を組み上げていき、修理完了です。レンズキャップをしたまま電源を入れてみても、自動停止とレンズの再繰り出しは問題なくなりました。


昨日直ったと思い、予備バッテリと充電器を注文してしまったので、今日はなんとしても直ってもらわなければ無駄になってしまうところでした。



しかし、2005年に発売されたものが、2009年にこんな原因で使えなくなるのは、高級機の割りには少し耐久性に問題があるんじゃないでしょうかね。Webで検索しても、この機種が同様の理由で(レンズが出ない)使えなくなった人は結構いるようだし、4~5年動けば十分という設計はいかにも現代的な家電と言う気がします。

サンプル撮影しましたが、特に問題はなさそう。解像感が昨日より落ちたような気がしますが、多分気のせいでしょう。お疲れ様でした。

Panasonic DMC-FZ5

ブログやってるとカメラが欲しくなります。久しく更新してなかったので、そんな熱も冷めてたんですが、最近ちょこちょこ投稿するようにしてるので、また何かいいカメラないかなぁと虫が騒ぎ始めてたんですが、そんな事過去に繰り返して何台も買ってしまったので、今回は少しひかえてました。ちなみにこのブログの写真は最近ほとんど携帯電話のカメラで撮ってます。

ハードオフ通いでジャンク熱が盛り上がってしまい、勢いでマルチトラックレコーダを買ったのは前回書きましたが、それがスマートメディアを使う機種なのでスマメを買おうと思ったら、もう生産中止で市場に無いんですね。知らなかった。すでに流通在庫しか無く、楽天でも30,000円とか、とんでもない値段で売ってます。ヤフオクでちらほら出品されてますが、それでも128MBが3,000円以上したりと、SDの容量単価を恐ろしく上回ってます。

だったら中古カメラ屋に中古のメモリーカードがあるんじゃないかと、会社帰りに寄ってみたらPanasonic DMC-FZ5のジャンクが500円でころがってました。これ買わない手はないでしょう。店員に「動くかどうかわかんないですよ」と言われたが、500円ならねぇ。

家に帰ってバッテリ充電して起動したら、電源は入るけど、レンズが繰り出しません。どうせステップモーターとギアの噛み合わせがちょっと悪くなったか、レンズが引っかかった時に強制的に繰り出しを止めるセンサにホコリがたまったか、そんな程度と思ったので、分解。しかしデジカメって分解しづらいです。徹底的にバラしてレンズユニットまでたどりついたらステップモーターに電池直結して動作を確認。センサらしきものも掃除して組み上げました。

見事復活。

いやぁ、500円で往年の名機が手に入りましたよ。上の写真は、試しに撮影したファイルをそのままアップしてます。この空気感、やはりVARIO ELMARITです。たまらんです。

2009/09/07

Tokai (東海) TXC-1 Exciter

東海はもういいや、と言いながら、エキサイタです。

いらんいらんと思いつつも、あるんですねぇ、時々。しかも新宿区の暴利楽器店では絶対につけない価格で。TDL-1(Delay)とTPH-1(Phaser)もありましたが放置です(見つけた場所は内緒)。

何でもかんでも買ってるようですけど、揺れと空間ものは一応こだわるんですよ。最近はPhaserとAuto Wahにはまってまして、もちろんアナログ回路のです。PhaserはGuyatone Rolly Boxしか使ったことなかったですが、しばらくあのシュワシュワが嫌いで遠ざかってました。興味がなかったので回路とかあまり気にしなかったのですが、揺れ回路の段数で音が変わるという基本的なことを知り、2段と4段で良いと思うものを探しまくってます。これ、うまく使えばAuto Wahより遥かにいい音が作れますね。

あ、エキサイタの話を忘れてましたが、まぁこれは特にどうっちゅうもんではないし、また今度。

BOSS DIGITAL STUDIO BR-532

「イチローは同じ毎日を送っているのに、どうして未来が創れるのだろう」 なんてCMやってますが、あのナレーション考えたやつは余程アホですね。それをずっと放映させてる会社の感性もどないなもんかと。

それは置いときまして、ローランドのマルチトラックレコーダです。

わたしらの時代はカセットの4TRとか8TRとか、ヒスノイズと戦いながら、はたまたワウフラで音程がフラフラになるたびにチューニングし直すという、演奏とは別の部分の努力をしながら必死に録音してたもんですが、今はデジタルなんですねー。そんなの何年も前に出来てたんでしょうけど、久しくレコーディングというものから離れた生活だったので、あんまり機材を知らんかったんですが、最近ハードオフ巡りが趣味になってしまって、見つけちゃいました。

「録音できました。液晶薄いためジャンクです」。これって、本気でそう思ってジャンクにしてんですかね。コントラスト調節できたので、ジャンクでもなんでもないんですが、在庫ふくらんだのを処分するためにわざわざジャンクにしてるのか、本当に店員に能力が無いのか。まぁ買う方にとっては大助かりですが。

そんなこんなで、デジタルマルチトラックレコーディングでいずれサンプルをご披露したいと思いつつ、今日はこれくらいで、おやすみなさい。