2011/09/27

みずほ銀行 プレミアムクラブ

知らないうちにBloggerのインターフェースが新しくなってました。ほったらかしの多いブログなので、世の中はうつりにけりなを実感した秋の日です。

さて、今日みずほ銀行からプレミアムクラブに入会させてやってもえぇよ、というDMが届きました。うーん、どうせまた金借りろ的なローン勧誘かと思ったら、預入資産が一定額のやつは入れてやるというものでした。

「プレミアムクラブ」って、これまでも一定条件ならば(給与受け取り口座がある、公共料金引き落としに利用している等々)、翌月一か月間、休業日のATM手数料無料とか、他行宛て振込を3件まで手数料無料などの特典が受けられてましたが、なんか変わったんかいな? とDMを良く読むと、


  1. これまでの毎月単位の特典付与は、1年単位に切り替え(条件判定は随時)
  2. 基本的な金融サービスの内容(手数料優遇)は同等
  3. 他に以下のサービスが受けられる
  • 各種カードの発行、切り替え、再発行手数料¥1,050を無料
  • 通帳再発行手数料¥1,050を無料
  • トラベラーズチェック発行手数料割引
  • 住宅ローンの事務手数料を無料

と、ここまではまあ取られるはずのものがタダか安くなるのでよろしいですが、


  • プレミアムサロンでコーヒーを飲みながら資産運用相談が受けられる
  • 株式売買委託手数料の割引
  • 遺言書作成相談が無料
  • キャッシュカード保険(年間1,000万円)
  • ICキャッシュカード発行手数料無料(年会費ではない)
  • みずほダイレクト(オンラインバンキング)ワンタイムパスワードトークン発行手数料無料
  • 貸金庫手数料40%割引
  • セコム、ALSOK契約時の優遇(2万円相当)
  • ガン検診の無料相談
  • 高級エステサロン紹介
  • 冠婚葬祭の無料相談
  • 一流レストラン予約代行、優待
  • 提携百貨店、家具専門店の優待(3~10%割引)
  • 各種チケット予約代行
  • JTBロイヤルロード銀座での旅行案内
  • JTB宿泊プラン「優雅」「華やぎ」の料金5%割引
  • 東急ハーヴェストクラブ、ダイワロイヤルホテルズのホテル優待
  • ゴルフ場予約代行と女子プロレッスンの紹介
  • 提携美術館優待
  • カルチャースクール優待

など、正直どうでもいいサービスが、いわゆる目玉としてちょっと高級そうなパンフレットに印刷されてます。もちろん入会金などは必要なく、単なる預金者の特典でしかないのですが、こういうDMを受け取るたびに思うのは、

なんでただのサラリーマンのオレに、こんな成金趣味の自己満足感を煽るようなDMをよこすのか

ということです。上記前段の特典は手数料無料化など、日常生活の上では多少助かりますが、後段の特典は利用しなくても何も困らないし、ほとんどが私の生活には全く意味の無いものです。
「~相談が無料」とかって、普通の感覚なら聞くだけならそんなもんタダで当たり前やろと思うし、キャッシュカードなんて今時発行手数料・年会費無料は当たり前。高級料亭や高級ホテルが数%安くなってももともと高いところだし、

こんな特典屁の足しにもならん


ということです。こういうサービスが受けられる資格を得て、「おれもやっとここまでになったなぁ」なんてブランデーグラスをくゆらせてニヤニヤして喜べたのは遠いバブルの時代。私の感覚がそんなに世相とずれてるとは思いませんが、今の時代こんなもの「特典」とは感じられません。大体ほとんどが「もっと金使えオラー (゚Д゚) 」という内容。これがみずほ銀行が真面目にマーケティングした結果だとしたら、みずほさんちょっとヤバいんじゃないですかね。

そもそもこの招待条件になっている預金残高(普通を除く)に、私は達してませんが何故招待されたんでしょう? ここで考えられるのは、口座保有者、あるいは総残高が減ってるのをつなぎ留めたいんじゃないか、ということ。

んで、銀行業の業績についてちょこっと調べてみました。

(2011年3月期決算報告)

総資産
1位 206.2兆円 - 三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)
2位 160.8兆円 - みずほフィナンシャルグループ(MIZUHO-FG)
3位 137.8兆円 - 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)

売上高
1位 4.5兆円 - MUFG
2位 3.8兆円 - SMFG
3位 2.7兆円 - MIZUHO-FG

当期純利益
1位 5380億円 - MUFG
2位 4758億円 - SMFG
3位 4132億円 - MIZUHO-FG

で、みずほはメガバンク内では売上、利益がよろしくないのは万人の知るところですが、さらにROA(総資産利益率)の昨年からの推移でみると

             2010/3     2011/3
SMFG       0.22%       0.35%
MUFG       0.19%       0.28%
MIZUHO    0.15%       0.26%

となっており、収益性、効率性の面では上位行に及んでいない状況が続いています。さらに公的資金投入、経営再建が形になってあらわれている、売上高4位のりそな銀行は、ROAでは前年 0.32%、当年 0.37%と、数字だけ見れば非常に良くがんばっています。トップ3とは売上の桁こそ違え、公的資金完済後いずれみずほを追撃することになるやもしれません。

こんな決算状況に加えて、今年3月の日本史上最大のシステム障害。やっぱり預金者の流出が始まってるんでしょうかね。

軽い裏読みでしかないですが、このプレミアムクラブ、やっぱりその場しのぎの対策にしか見えません。さらに今時こんなもの感満載の内容、プレミアムにしてはいい加減な招待基準、狙い撃ちのくせに面倒くさい申込書の記入方法(保有口座を全部記入させる)など、みずほのセンスのなさにはちょっと閉口しました。

どうせタダだし一応申し込んでおきますけど、特典のほとんどは使わんだろうなぁ。

2011/03/14

東日本大震災は終わっていない

3月11日の本震発生から2日経った今日も未だに余震が続いています。気象庁は3月16日までにM7以上の地震が発生する可能性は70%以上と発表しました。もうそれ自体本震級じゃないですか。
数え切れないほどの前震と余震、500kmにも及ぶプレートで起きた断層破壊を見ると、これまでの地震で起きたずれがさらにひずみを起こすとか、まだずれ切っていないひずみがあるとかテレビで言っているのは、素人目で見てもなんとなくそんな気がします。

こちらには今回の東日本大震災(いつのまにか報道各社でこの略称に統一してますね)のメカニズムについて詳しくまとめられています。

 mohariza6さんのブログ~mohariza07メモ
 東日本大震災(2011年東北地方太平洋沖地震)」のメカニズム

私にはちょっと難しいですが、地震はいつかは必ず来る、というのはわかります。つらいことですが。

2011/03/13

地震で地球の自転速度が変わる

東北地方太平洋沖地震での地殻変動の結果、地軸のずれによって地球の自転が早まり、1回の自転で1000万分の16秒短くなった、とRichard Gross氏(NASA JPL)が発表したことを読売新聞が2011年3月12日報じています。

同氏は約1年前の2010年2月27にチリで発生した地震(M8.8)で100万分の1.26秒、2004年12月26日にスマトラ島沖で発生した地震(M9.1)で100万分の6.8秒短くなったと発表しています。

"NASA Jet Propulsion Laboratory"

NASA Details Earthquake Effects on the Earth (スマトラ島地震)
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2005-009

Chilean Quake May Have Shortened Earth Days (チリ地震)
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-071

要するに地球が軸方向に細くなったんで速く回るようになった、ということらしいです。まあ地球は真円ではなく出っ張ったり引っ込んだりしてる訳だし、そういう事もあるんでしょうが、遅くはならないんですね。

2011/03/12

東北地方太平洋沖地震 (2011年3月11日14時46分発生)

日本国内の観測史上最大規模の地震で、東北地方、関東地方北部など広域にわたって被災。またこれに誘発されたと見られる地震が新潟県中越地方、茨城沖などでも発生。

1. 概要
  • 発生: 2011年3月11日(金) 14時46分
  • 規模: マグニチュード 8.8 (米国調査機関では8.9の発表あり) → 3月13日M9.0(Mw)に修正
    • 阪神大震災M7.3(Mj)の1450倍 (M0.2毎に2倍)
  • 震源: 三陸沖 北緯38度/東経142度 深さ10km → 24kmに修正
  • 主な震度
    • 震度7: 宮城北部
    • 震度6: 宮城中南部、岩手、福島、栃木、茨城、千葉
    • 震度5: 東京、神奈川、埼玉、長野、新潟、岩手、山形、秋田
2. 同時期に発生した地震(発生時刻、主な地域と規模、震源地)
  • 3月11日午前7時49分までに三陸沖を震源とする地震が多発。震源地は太平洋沖地震とほぼ同じく北緯38度、東経143度、地下10km付近
  • 3月11日午前06時41分 茨城県南部を震源とする地震が発生。震源地は同日午後15時15分発生とほぼ同じく北緯36度、東経139度、地下80km付近
  • 3月11日午後14時46分 太平洋沖地震発生(M8.8)
  • 3月11日午後15時06-09分 岩手・青森県で震度5、震源は三陸沖(M7.0)
  • 3月11日午後15時15分 茨城県南部で震度6弱、震源は茨城県沖(M7.4)
  • 3月12日午前03時59分 長野県栄村で震度6強、震源は新潟県中越地方(M6.6)
  • 3月12日午前05時42分 長野県栄村で震度6弱、震源は新潟県中越地方(M5.3)
  • たくさんあり過ぎて書けません。
3. 経験から思うもの
地震発生時は東京都内(震度5強)、18階建てオフィスビルの14階に居ましたが、とても建っていられる状況ではなく、机の下に避難しました。その時の様子は、ビル自体が振り子のように揺れるので、地表よりも激しく感じられたと思いますが、恐怖の一言です。揺れが次第に強くなるにつれ、生命の危険を感じました。一旦おさまった後も数分~数十分ごとに余震が続き、ビルはまるで船のように揺れ続け、船酔いと似た感覚でした。
揺れがおさまっている間に非常階段から地上に降りましたが、交通機関は運休、タクシーもつかまらないため、約2時間かけて徒歩で帰宅。自宅の建物、水道、ガス、電気は無事でしたが、屋内は色んなものが床に落ち崩れており、また2時間近くかかって片付けることに。

一夜明けて12日も余震が続いており、まだ完全に安心出来るわけではありませんが、ようやく気持ちが落ち着いてきたところで、昨日体験したことやTVのニュース、インターネット上の様子を見ていて思ったことがあり、本ブログに記してみることにしました。

  • 地震発生から帰宅までの東京都内の様子
    • 人それぞれ思うことはあると思うが、オフィスの中には強がっているのか何なのか、窓際に立って外を眺めている人や、何事も感じていないように普通に仕事を続ける人がいた。自分の身を守ろうとしない人が落下物などで被災したら結局周囲の迷惑になることを自覚しろと言いたい。
    • 同じく、やたらと大声で叫ぶ人も。多分パニックだったのだろうが、集団パニックを引き起こすのでこれも止めてもらいたい。
    • 徒歩で帰ろうとする人がこんなにも多いとは思わなかった。街は何事もなかったかのように灯りがともっていて、店舗・飲食店は営業中なのが不思議な感覚だった。地震は大きかったが、ビル倒壊や道路陥没、大火災などが起きたわけでなく、直接的に影響のあったインフラは交通機関が止まっただけで、地域住民は普通に生活を続けているので、道を歩いている自分たちは「いったい何をしてるのか?」という不条理を感じた。
    • 当日帰宅することのみを考えていたが、無理せずオフィスで一夜明かしてから復旧した交通機関で帰宅するという選択肢もあったと思う。
    • コンビニは大混雑。食料品はほぼ売り切れ。
    • 徒歩帰宅者が通る自転車店は多分過去最高の売り上げだったと思う。¥15,000程度の実用者を売っている店では行列が出来ていた。
    • レンタカー営業所はクルマが全て出払っていた。
    • 道にある街路表示の重要さを実感。
    • 10cmはあるだろうピンヒールで、連れの男と地図を見ながらどこかに向かう女の人。大変だろうなぁ。というか男は靴なんとかしてあげられなかったのか。
    • ソフトバンクモバイルの携帯電話から発話しても呼び出し音や規制の音声案内が無く、無音状態が続く。20時過ぎには圏外表示。この会社の回線は使いものにならないとつくづく実感。
    • auからの発話は呼び出し音はするが切れるか、規制案内。数十回に一度つながることがあった。
    • ドコモは所持していないが、同僚の様子ではauと同様。
  • 交通機関
    • 首都圏でおそらく最初に運転再開したのは東京メトロ銀座線(11日20時40分)。引き続き都営地下鉄、西部、京王、小田急など(順不同)が再開し終夜運転または終電繰り下げ。
    • JR東、東武、京成は11日中は再開せず。JR東は12日午前7時から一部運転再開。山手線はさらに再開遅れ。相変わらずJRの運転再開は遅い。山手線が動くだけでもかなりの人が行きたい方向に移動出来たと思うが。
    • バスは止まってはいなかったが、一般道が大渋滞だったので、移動は大変だったと思う。
    • 高速道路、首都高の通行止めは、道路が危険だからではなく緊急車走行と物資輸送のため。
    • 何が動き始め、何が止まっているかを交通各社を横断してリアルタイムに見られる手段がなかなか無いことにいらだつ。結局家まで徒歩でたどり着けたから良いが、ここで第二被災した場合、もう動ける体力が無かった。ヘタに動くと無駄に体力を消耗することになり危険と思う。
  • 報道
    • 以下新聞3誌(朝日、読売、毎日)のウェブを見た感想。
    • 東京メトロ銀座線が11日20時40分に運転再開したのをウェブで報じたのは朝日(11日20時49分配信)、読売(11日20時58分配信)。毎日は初掲載時の記事が更新されており不明。
    • 大量のベンツが海に流れたと報じたのは朝日。個人的にはどうでもいい記事。企業の被害としての書き方ではなく、「ベンツ」だからというだけで報じている印象を受けた。
    • 12日18時現在、新聞3誌ウェブは震災に関する情報のまとめページを作っている。被災者の目線で最新情報を入手するソースとしてこの3誌を見た時の印象は以下。
    • シンプルで見やすく、各ページの広告表示が少量なのは毎日、読売。まとめページの先には各交通機関の情報や避難場所の案内がある。
    • 対して朝日は単なる配信済みニュースのリンクが多く欲しい情報が探しずらい。また広告や写真が多く、スマートフォン等での閲覧は非常にストレスになる。号外誌のPDF配信は被災者にとっては何の意味も持たない。記事の書き方を見ても、日々起きる出来事の一部という冷めた印象を受ける。朝日は被災者に向けてウェブ上で救援情報を発するという意識はあまり持っていないと感じた。
    • 地上波TV各局とも、12日夕方までは地震被害、行方不明・死傷者、避難場所、医療体制、交通などの状況を、被災者救難のための情報伝達が第一という姿勢で刻々と報道していたが、夜に入ってからは各局ともニュース番組のメインキャスターを揃え、地震被害情報への即応性は保ちながらも、政府・行政批判や被災地の悲惨さを訴えるなど、キャスターの意見や感想、特ダネ度を競うエンタテインメント性を含む番組に変化してきている。またこの頃から、原子力発電や気象の専門家をゲストに迎える形が多くなる。
    • 12日夜、フジでは安藤優子が「菅さんはここで頑張らないと民主党は・・・」という政権争いにからめたと思える主旨の発言をして、木村太郎に「関係ない。誰が首相だろうと全力で救済に当たるのは当然」と諌められていた。それでもさらに「各国から支援の申し出が出ているのだから、政府は早く受け入れを」と、あくまで政府批判をしたいようだった。
    • 同12日夜、テレ東では古舘伊知郎がゲストの元気象庁職員に「あんなに綺麗な海が真っ黒になるんですね」と質問していた。
    • 確認出来た限りではテレビ埼玉、TVKは11日夜からほぼ通常番組のままで、地震特番は放送していない。
    • 通信インフラ、インターネット
      • 前述のように、11日は携帯電話(発話)ではソフトバンクモバイルが最悪だった。震災時の通信規制は当然だが、圏外表示になるなどもっての外。同じ相手にauとソフトバンクの携帯から交互にかけてauはまれに通じることがあったし、EZwebはほぼ正常。基地局被害数はau 3300、ソフトバンク 3400。
      • イメージ悪化を懸念してか、ソフトバンクは12日Wi-Fiスポットを無料開放した。
      • WiMaxは地震以降も普通に使えていた。
      • ツイッターではまとめ情報を公開。ハッシュタグは安否確認(#anpi)、避難情報(#hinan)、救助要請(#j_j_helpme)、地震全般情報(#jishin)に整理。
      • ハッシュタグ #j_j_helpme、#anpiは、ほとんどのツィートがタグを広めるRTのため、本来の安否確認や救助依頼が埋もれてしまい役に立っていない。また行方不明者を探すツィートに氏名や特徴を記載しておらず、「お母さんを探しています」など書かれているものが多く、本人のツイ友以外が見てもあまり意味の無いものになっている。もしくは書きたいが実名をさらすのを嫌ったか、パニックだったか。
      • 11日19時頃ツイッターはパンクしていた。
      • ツイッター公式のきせかえアイコンに、被災者サポートの意図で日の丸パーツ。スポーツ応援と同じノリで少々不謹慎に感じるが、今はこんな感覚なのか。
    • 企業、公共機関
      • 新宿のファミレスは早々と閉店。帰宅難民による混乱・居座りを嫌ったと思われる。
      • ファミマ、セブンイレブンでEdyは使えた。
      • JR新宿駅は安全確認を理由に通常の終電時刻前に駅閉鎖。
      • ツタヤでおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブは、Tポイントを被災地募金に当てることが出来るようにした。これまでもTポイントから日本赤十字やユニセフに募金出来る仕組みはあり、同様の方法で可能。
      • NTTは一部地域の公衆電話を無料開放。
      • 一部都銀、地銀では本人確認だけで預金引き出しを可能に(限度額あり)。
      • 被災地の医療機関で、保険証・現金不要で受診出来るように。
      • 東日本の火電、原電停止で、東京電力の電力供給量が低下。中部電力からの融通では賄えない状態。
    • 食料
      • 以下12日の東京都新宿区の様子。
      • 飲食店はほぼ通常営業。
      • コンビニ、スーパーは弁当、惣菜、カップ麺、パンなどすぐに食べられるものは売り切れ続出。野菜・果物や鮮魚・肉などの生鮮食品、飲料品は少なくなってはいるものの、完全な品切れは無い。茹でるのが必要な麺類(うどん、そば、スパゲティ)、レトルトの白米やカレー、菓子類は普通にある。
      • 意外にも冷凍食品は大量に残っている。
      • スーパーでは大量に食料を買っていく人が多いが、上述の通り調理不要なものばかり買い漁り、生鮮食品などは買っていない事から、本当の飢餓状態ではなく、(食料が無くなるのではないかという)単なるパニックが起きているだけと思える。
    • その他
      • 地震直後、自分はどうしたらいいのか正直判断がつかなかった。地上に逃げるべきか留まるか悩んでいる時、皆が逃げ始めたのでつられて降りていった。その後、近くで電車が動くまで待つか運良くタクシーがつかまれば帰るつもりだったが、皆徒歩で帰るというのでつられて歩いて帰った。帰巣本能の欠如か。心のどこかでそんなに大変な事にはならない、とずっと思っていたのかもしれない。
      • 1日経ってようやく気持ちが落ち着いてきたが、とりあえずは事故、怪我、火災など何もなかったにしても、あれは「被災」だったんだと思う。簡単に言うと電車が止まっただけなのだが、泣く人、叫ぶ人、階段避難、会社から帰宅出来ない人たちの救援方法の話し合い、徒歩での帰宅、近所の店舗は食料売り切れなど、命はあっても明らかに日常とは違う状態。また助ければ助けられる人に手を貸せなかった事に自己嫌悪を覚えた。生死の問題ではなく帰れる帰れないについてだが、自分は相当嫌な人間に思えた。そこまで思う必要は無いのかもしれないが。これをPTSDと言うのだろうか。
      • 雑感ばかりで申し訳ない。まだ若干ショックが残ってます。