2007/09/22

KTS PR-08WD Titanium Bridge Saddles for Telecaster (Compensated)

チタン製のテレキャス用ブリッジです。アミーゴ'50に載せるつもりです。普通ならこんな高いアフターパーツは買わないんですが、珍しく中古で半値以下で出てたので手を出してしまいました。

これはコマに角度がつけてあり、オクターブピッチに貢献します。中古とは言えチタンなのでほとんど劣化がなく、弦を張った痕の溝が掘れてません。

このパーツは本来Fender Japan用で、また1950年代のTelecasterにはこの径(0.315")のブリッジではなく0.250"のものが使われていたので、それだけでもちょっとどうかなと思いますが、付け替えてみて良かったらそのまま使おうと思います。

DiMARZIO DD-500 veryMETAL #2

ツマミ付きました。FernandesのJazz Bass用ツマミにしました。mmサイズで径が小さかったので無理やり押し込んでます。
で、試奏結果です。名前はMETALですが音はDistortionです。ゴリゴリのFAZじゃなく、強めのOverdriveという感じですかね。DISTORTIONツマミを上げると歪みはたっぷりかかり、サスティンも良く効きます。TONEの変化はあまりありません。
DISTORTIONを上げると音量が上がり高音が出てきます。逆にDISTORTIONを下げると音量が下がり、こもった音になります。音量の変化はVOLUMEで多少調整できますが、音質の変化はTONEでは追従できず、この点はちょっと使いづらい。HIWATT Custom Tube OverdriveやDNA Gain Fxxkerのような歪みもののツマミ同士の連動と似た感じです。
でもDISTORTION弱めのクランチサウンドはいい感じ。ギターのボリュームで音の変化も出せるし(ただしギターのボリュームをしぼるとやっぱり高音が出なくなる)、ぜんぜん期待してなかっただけに、いい拾い物だったです。
これ、中古では滅多に出て来ないので、普通は万単位で売られるそうで。デジマート検索したらヴィンテージ扱いで¥18,900でした。そんな価値は無いと思うが売りません。

2007/09/21

DiMARZIO DD-500 veryMETAL

ややレアなエフェクタです。ダンカンのエフェクタはメケメケだったので、PU屋さんがエフェクタ作るのはダメなのかと期待してなかったんですが、某楽器屋のジャンク放出市で¥500でもってけドロボーだったので回収してきました。すぐに鳴らせばいいんだけど、ツマミが全部取れてたので、きちんとツマミつけるまでは使っちゃいかんと妙に律儀に思い、まだ音聴いてません。写真はギターノブをつけてみたところですが、何か納得いかん。でも調べるとオリジナルのつまみも白いギターノブが付いてて、しかも目盛りが11まである変なやつでした。後でもう1個黒いノブ買って来ます。

OP AMPはLF442CNで、お決まりの4558ではありませんでした。規格もそんなに目立っていいところも無いのでどんなもんかと思いますが、Harmony Centralのレビューを読むと、なかなか良さそうなこと言ってるようで、ちょっと期待してしまいます。まぁ¥500だからなぁ。鳴らしたらレポします。

2007/09/20

だいじょぶです

レストランで
「お水大丈夫ですか?」 「大丈夫です」

コンビニで
「レシート大丈夫ですか?」 「大丈夫です」

何が大丈夫なんだ?
聞く方は、できれば面倒でやりたくないことを聞く時に「大丈夫ですか」と聞き、答える方は「いいえ」という断りの言葉が言えないので「大丈夫です」と答えてるんではなかろか。

サービス・小売業なら「お水お注ぎしましょうか」、「お箸とスプーンをお付けしましょうか」と、「提供」する聞き方が接客の本筋であり、やってくれるのかやりたくないのか良くわからん聞き方はふざけている(英語なら "Would you like~?" 「~致しましょうか」というところか)。

答える方も必要なのかどうかの意思は「はい」か「いいえ」で答えないと変というか、答えんなってないだろ。

言いづらい言葉を言わないで済むようにしてしまうのは、言葉の進化とは違う。物事を曖昧に済まそうとするただの意思薄弱である。

2007/09/19

銚子 一山いけす

9月16、17日一泊で、魚を食いに千葉県銚子に行って来ました。

目指すは犬吠埼の「一山いけす」。このお店は、コミック「築地魚河岸三代目」でも紹介されています。場所はウオッセと灯台の間の海岸道路わき、写真の鳥居が目印です。










ここはいつも満員で、しかも個人客では予約が取れないんですが、去年ゴールデンウィークに行った時に玄関で順番表に名前を書くと予約できることを知ったので、今回も3時頃に行って夜の部の予約をしました。







店内はこんな感じ。右側がいけすです。












こんなアワビの刺身が、驚くような値段でいただけます。都会だととこぶしだかなんだかわからないようなのしか出て来ないですよね。もちろん肝つき。この肝が、まるでフォアグラのよう!







一山いけすは、漁師さんから直接仕入れた魚を、いけすで元気にしてあげて築地に出荷するのだそうです。確かにここの魚はとてもいきがいいです。どの料理もてんこ盛りで、値段がとても安い。初めて来た人は、大抵食べ切れなくて持ち帰りに包んでもらっています。やっぱり魚は現地で食うのが一番ですね。

2007/09/11

BOSS DD-3 Digital Delay

BOSS嫌いなんですが、揺れ・空間系はBOSSになることが多いです。DD-3はデジタルにしてはアナログ臭さを残したやつで、中古ではボロボロのやつがよく出回ってます。もともとディレイは買うつもりはなかったんだけど、Maxon AD-80がどっか行って出て来ないんだよ~しかも20年前に新品で買ったやつが。まさかビンテージエフェクタなんてジャンルが出来るとは思いもしなかったが。

2007/09/10

Maxon OD9Pro+ Overdrive, Ibanez TS9DX Turbo Tube Screamer

TS兄弟。世界のODの王道TS808/TS9系一家の、これまた豪華なネーミングPro/Deluxですわ。山のような評価と改造ネタがあるので、今更どうこう感がありますが、一応押さえるとこ押さえときましょ(どっちも買った時のまんま)。





[Ibanez TS9DX]

OP AMPはJRC 4558Dです。ツヤありではありません。TS9はRe-issueでは4558以外の石が乗ってたことがあるらしいですが、これはまんま4558Dでした。





まず基板の色がMaxonとは違いますが、あと素子類の足を立たせて配置してますね。これはパーツの点数が多い場合に密集させて小さく収めるのにはいいですが、足の長さ分回路が伸びること、素子どうしがくっつき、最悪足が短絡する恐れがあること、何より美しくないことから、あんまし良い実装ではないと教わったことがあります。



中の感じはこんなです。割と配線がごちゃごちゃしてますな。










[Maxon OP9Pro+]
MaxonのOP AMPはNEC 4570C。NECのデータシートでは4558の後継で、超低ノイズ、広帯域化したモデル。スルーレートが大幅に上がってますが(4558は2V/μS前後、4570は7V/μS)、それは高音域が出るかどうかに影響するとかなんとかどっかに書いてありました。

右上に見えるJRC 2374ADは、Maxonのホームページで紹介されてるようにDC-DCコンバータです。9V電池での動作電圧を18Vに昇圧します。






基板全体を見てもわかりますが、Ibanezのみたいに抵抗やダイオードの素子が立ってないし、全体的にすっきりまとまってます。部品点数も少なく見えます。何よりケーブルの処理がきれいですわ。基板下の方に見えるスライドSWは、動作電圧9-18Vの切り替えです。18Vにすると元気になるらしいです。

フタ開ける前までは、ほぼおんなじもんが入ってんだろと思ってましたが、えらい違いでした。しかも基板実装、ケーブリングはMaxonのが上手。






肝心の音ですが、IbanezはTS808/TS9ゆずりの鼻づまり&モコモコ、MaxonはIbanezと音質は似てますが、いくぶん艶やかな音です。歪み感はMaxonの方が少し多いです。

酷評されてるIbanezのTURBO/HOTモードですが、激しく同意。音圧が上がる代わりに歪みが消えてくし、何がTURBOじゃと思ったら、こりゃエフェクタ自身の歪みのTURBO/HOTじゃなくてアンプをBOOSTする強さのことですな。だったら、ロータリーツマミで切り替える意味がわからん。SobbatでもFulltoneでも、BOOSTはフットスイッチ別につけて足踏みで切り替えるから意味があるんでしょう。TS9DXの設計者はギタリストじゃないですね。HOTモードのLEDクリップ、TURBOモードのコンプカットをうまく使えば、外のアンプどうすっかじゃなくて、このエフェクタ自体の音を変化させられて使用価値があるのに。回路図探してTURBO/HOTモード救済計画立てますわ。

(2007/9/14 +/HOT/TURBOモードの切り替えは、Landgraff DODやタッキードライブの回路と似ているのではと気づきました。まだ確信無いですが。ひょっとするとTS9DXって大化けするかも。いや、それがKeely Modか。どっちにしてもパーツのハイグレード化しないとTS9モード自体のモコモコ音は直らないし、ほとんど総とっかえになるか。実は実験用にもう1台TS9DXの中古を入手したので、後でゆっくりいじってみます。)

Maxonの音は、これはこのまま使えます。BOOSTのトグルスイッチも実はTS9DXみたいに見かけ倒しか心配でしたが、こっちは高域低域を絞って中域を押し出す感じ。これはこれで音作りに貢献しますわ。ただNECの石を見ちゃったというのが精神衛生上よろしくないです。

どっちもギターのボリュームでの歪みのコントロールはできますが、完全にクリーンにはなりません。クリーンになる前に音が小さくなってしまう。TS9DXの方がいくぶんクリーンにはなるけど。もっとも、このエフェクタかけてクリーンなアンプでギターのボリュームを絞った状態は、弱めにクランチしてるアンプの状態を想定している、と言われればああそうですかなんだが。ここはもっとLovepedalとか研究してもらいたいですね。これが出来ると万能選手になるんだが。

というわけで、定番2機、どっちか売っぱらうつもりもなく、どっちも持ってるでしょう。んー、ちょっと違うかな程度じゃなく、明らかに音色が異なるし、Modの可能性も秘めてるので。結局SobbatだBoot-Legだ言ってたくせに定番に帰って来てしまうわたしでした。

2007/09/09

Maxon CS-550 Stereo Chorus

Char監修 & Smokyのカッティング。それだけで買った人もたくさんいるでしょう。いるでしょ? いるでしょ。いいんですよそれで。

これ通すと音が大きくなります。Master Vol.がまわしずらくて何でやと思うけど。コーラスでは珍しくD-TIMEというツマミがあり、音作りの巾を広げてくれますが、わたしが使えるのは写真のツマミ位置から弱めの位置までですね。まあこれ持ってればコーラスはいろいろ悩まなくていいという、完成度の高いブツです。

軽くかけるとオートワウに聞こえなくもなく、深めにかけるとフランジャーにも聞こえなくもない、万能選手。BOSS CE-2Bがダーク系ならこれはアルペジオもソロリードも美しく響くクリア系です。

Starbucks Coffee Handy Milk Foamer

牛乳をかき回して泡状にする道具です。

手動ポンプ式とかスチーマとか使ったけど面倒くさかったので、これも期待してなかったですが、結構簡単に泡立てられます。写真は無糖アイスコーヒーに泡立てミルクをのせたところです。立派に泡だってるでしょう。これでスタバ行かなくてもよくなると思えば¥1,980は安かったか。

BOSS OC-2 Octave

BOSSの昔のペダルには、こういうレアだけど他のメーカーではなかなか完成度の高いものが無いモデルがありました。今のOC-3はなんか別物。別にオクターバで歪み作らなくってもいいんだけど。

そういう意味では、OC-2は単音厳守、鳴らすポジションも注意が必要で、そうそう表舞台で使う場面も無い脇役的存在ですが、なかなか貴重な存在です。

ツマミのOCT2は2オクターブ下で、1オクターブ下のOCT1がありゃ十分なんですが、まあ無いよりかあった方がいいでしょ程度です。まじめにオクターバ使うつもりならOCT2もうまく使えば低音に深みが出ますが。

オクターバはいくつかのメーカーで出てますが、どれも追従性では一長一短です。OC-2も良くないと言われますがましな方です。そもそもOnしっぱなしにするもんじゃないし、ある場面で使えればいいと思えば、面白いペダルです。

Ala Moana UK-160

Ala Moanaはアジア製廉価版ウクレレメーカーですが、安い割にそこそこの物を作ってます。UK-160はFamous FU-180Pのコピーっぽいパイナップル型です。久しぶりに引っ張り出して弾きましたが、ペグがガタガタなのでGOTOHのに換えようと思っておりますが、買値より高くなりそうなので考え中。3弦がどうやっても合わない・・・

電気ギターばっかりいじってる合間に、生音の、それもかなりプリミティブなウクレレみたいな楽器に触れると、張り詰めた心が溶けるような心地がします。楽器とは不思議な道具だなぁ。この気持ちはDTMではそう味わえないと思うんですが何か。

ヘッドについてるのはKORG AW-1 Micro Tunerです。マイク内蔵&振動を拾って液晶メーターでチューニングします。こいつはどこにでも挟めてパパッとチューニングできるすぐれものです。時々中古で¥2,980位でころがってるので、みつけたらGetしてください。

しかしいつも思うんですが、メーター式チューナーって何でA=440Hzの音くらい鳴るようにしてくれないんだろう。チューニングがめちゃくちゃになってるギターとか弦を張り替えた時って、メーターよりも一発Aが鳴ってくれた方が直感的に合わせられるんだが。そんな時はいつも音叉とチューナーの両方を使うので面倒です。どっかにそういうのないですかね。ありますか? そうですか。

2007/09/08

Fender Stratocaster Jeff Beck Signature Model

ヤマザキのクリームパンのカスタードクリームみたいな色が気に入ってます。
数あるJeff Beck Signature Modelの分類で言えば、SSH時代のものになります。
SSHモデルは3つに分かれ、

- SSH初期Ⅰ型: Willkinson Roller Nut、Uシェイプネック
- SSH初期Ⅱ型: LSR Roller Nut、Uシェイプネック
- SSH後期型: LSR Roller Nut、やや細Uシェイプネック

となりますが、これは2つ目のモデル。初期Ⅰ、Ⅱ型ではこのVintage Whiteがありますが、後期型では現行のOlympic Whiteになります。PUはGold Lace Sensorで、リアはプッシュスイッチでタップしてます。

SSHモデルはSurf Greenはたまに中古で見ますが、Vintage Whiteはほとんど見ません。みんな手放さないのか、よほど売れなかったか。売れなかったってことは無いでしょうが、SSHモデルは、Signature Modelでありながらほとんど本人に使ってもらえなかったという、不憫なやつです。

音はいわゆるLace Sensor。ノイズは少なめ。ローラーナット、ロックペグと2点支持トレモロブリッジでチューニング完全武装ですがアーミングでやっぱり狂います。弦のゲージが合わないのか、フローティングセットはスプリングショルダーをゆるゆるにしてやっと3mm浮くくらいです。これがチューニングに影響してるのかも。

まあいろいろありますけど、青いメキシコ野郎ともども、かっこええですわ。

DOD 270 a-b box

A/Bの2系統スイッチボックスです。
裏ブタ開けると泣きたくなるくらい何も無い。プッシュスイッチとジャックが3つ、あと多分切り替え時のスイッチングノイズの減衰用の抵抗が1本だけ。ほんとにそれだけ。こんなもん作った方がよっぽどいいものが出来るが、楽器屋のワゴンに投げ捨ててあったので回収。
ケースグランドの配線なので、ノイズが出てる時は裸足でケースをふんづければ止まるかもしれないというスペシャル機能付き。漏電起きて感電しても知らん。

Tokai TFL-1 Flanger

80年代製、骨董品的東海楽器のフランジャーTFL-1は、BOSS BF-2のコピーと言われてます。チップはMN3102、MN3207を搭載。これはプリンス通信工業(ARION) SCH-1、Ibanez CS-5、YAMAHA CH-10MⅡ、それにMAXON CS-550など名だたる(?)コーラス類ではほとんど採用されてます。というかコーラス/フランジャー作るならこれ?

フランジャーというとジェット音ですが、そんなに効果は深くありません。どっちかと言うと、明らかに「今ペダル踏みました」みたいな変化でなく、やんわりかかる感じが自然でいいです。弱めにかけるとコーラスみたいにも使えます。

こいつといい、BOSS CE-2Bといい、モデルになったものと似たような回路でプレミアのつかないエフェクタの方がまともな中古としての道を歩んでるのとちゃいますか。

ツマミは4つあって、次のとおり。古い機種なのでスペックも書いときます。

MANUAL
Delay Timeの調整。時計回りで短く、反時計回りで長くなります。

DEPTH
Sweep Rangeの調整。時計回りで変化量が増加します。

SPEED
時計回りでスピードが速くなります。

FEEDBACK
フィードバック量を調整します。時計回りで増加します。


スペック

入力インピーダンス: 470 kΩ
出力インピーダンス: 10 kΩ
消費電流: 15 mA
ノイズレベル: -90 dBm (C specificity)
サイズ: 69(w) x 61(h) x 126(d) mm
重量: 500g
LFOスピード: 0.06 - 10Hz
ディレイタイム: 1-15ms

2007/09/07

BOSS CE-2B Bass Chorus

名機と言われたCE-1の後継機CE-2のベース用。だけどギターでも使えます。
懸命な諸兄はお気づきだと思いますが、ツマミがヘボかったのでBlues Driverの金色のに換えてます。

CE-2とCE-2Bの違いはぐぐっとやってもらえば色々出て来ますが、簡単に言うとOP AMPのタイプ、いくつかのトランジスタ、エフェクトレベル回路の有無、出力段のハイパスフィルタの遮断周波数(コンデンサ値)です。

CE-2の音を知らないので、OP AMP、トランジスタの違いによる音色の違いは定かでないです。エフェクトレベルの回路は-2Bにはポットが1個追加されてるだけなので、Max.にしとけば同じ。HPFのCut-offは-2Bの方が若干低域を絞る定数になってる(低音が出にくい)けど、これもCE-2を知らないのでどれくらい低音が出てないのかわからない。だから満足です。CE-2を探してる人は中古で¥20,000近い楽器屋ボロ儲けの高値で出回ってるのより、¥3,980とかでたまに出没するこいつの中古で十分ですわ。

最近のきらびやかなデジタルコーラスサウンドとは違い、ぼんわり浅くかかるうねり感が、なんとも言えない80年代AOR、コンテンポラリ・ミュージックを彷彿とさせます。高校生の頃に聴いたカールトンとか思い出しますな。セミアコが欲しくなってきたぞ。Ariaの変なのは持ってるけど。

2007/09/06

Pignose 7-100 Portable Amp (5W)

豚鼻っていいますけどね、このツマミはどう見てもブタには見えないです。

いわゆるポータブルアンプというやつで、単3電池でいけます。もちろんACアダプタでもいいですが、9Vエフェクタ業界にとっては少数派のピンジャックなので、こいつ買う時に一緒にアダプタ買わなかった人は、RATのやつ使うか変換プラグかましてください。PignoseはFernandesのゾーさんに対抗するアンプ内蔵ミニギターも作ってますが、音はみごとにこのアンプと同じ音がします。

このアンプの音というのが、わたしはクリーンなぺらぺらした音を期待してたんですが、かなりブーミー。アンプのボリュームしぼってもギターのボリュームしぼってもブリブリ言ってます。ストラトでこれだから、PAFだとえらいことなるんでないでしょか。

あと、SPの裏側あたりがビビリます。SPの枠を指で押さえつけると止まります。何がビビッてるかよくわかりません。ツマミはボリュームしか無いので、音質変えるには扉を開け閉めします。開ければ高音が良く聞こえるようになります。

良くも悪くも、見た目で気に入ったから買ったくらいのつもりでいれば、"クラプトンも使った"の殺し文句にダマされた、と思わないで済みます。でも、かわいいですよこれ。

2007/09/05

Char feat. AI / No Generation Gap (DVD)




Soul系ボーカルのAIとCharの競演DVD。ユニバーサルがらみでカップリングしたのか知りませんが、妙な取り合わせにしては、面白い内容です。ダークスーツでZemaitisを弾くCharがかっこええ。

このDVDの特典映像では、Charが所蔵するギターをスタジオに並べて次から次へと弾いてみせます。若かりし頃のGuyatoneとか、Jesseのために買ったというFVなど盛りだくさん。マニアにはたまりまへんな、いや貴重な資料ですね。これ観るためだけでも買う価値はあります。

"Suima" / Char / Sacred Hills




Sacred Hillsは全編インストのみのアルバム。サイケの旧友Jim Copleyとの合作です。
この中の"Suima"を聴いた瞬間、Jeff Beck's Guitar Shopの"Two Rivers"かと思いました。
今改めて2曲聴き比べたら、音程も一緒でした。Jim Copleyといい、Bogert & Appiceとの競演といい、Beckくささがそこはかとなく漂うChar先生。

悪い意味で言ってんじゃないですよ。どっちもわたしにとっちゃ神だし、野音で曲の合間にFreeway Jamを弾いてみたり、そういうのを見ると、ギタリストって好きなフレーズはつい弾きたくなっちゃうんだなって思います。もしぜんぜん関係ない偶然だったとしても、好きなギタリストの曲が似てるのを見つけて、ついニンマリしてしまうのでした。

そうすっと、ミッキー吉野にはJan Hammerになってもらう必要が・・・

2007/09/04

BOSS PQ-4 Parametric Equalizer

すでに生産中止になっている、Parametric Equalizerです。グライコよりこっちのがイイ!!(・∀・)って人もいますね。カットオフ、ブーストの巾が±18dBあるのもグライコより調整がきく点でもあります。グライコは視覚的にツマミで周波数の山谷がどうなってるか見えますが、これは山谷がどこにあるかイメージを描きながらいじる必要があります。

BOSSのホームページにはマニュアルが掲載されて無いので簡単に使い方を書いておきます。

PRESENCE/LOW
LOWは低域(~100Hz)、PRESENCEは超高域(8kHz~)を、それぞれ±18dB増減します。

MIDDLE
外軸で中域(100Hz~1.6kHz)のどの周波数帯域を増減するか決めます。中軸でその周波数帯を±18dBの範囲で増減します。

HIGH
外軸で高域(500Hz~8kHz)のどの周波数帯域を増減するか決めます。中軸でその周波数帯を±18dBの範囲で増減します。

LEVEL
On時の音圧を±18dBの範囲で増減します。この回路はイコライザの前段に入っています。Ampに対してはGAINのような使い方になるので、ブースター代わりに使えます。

とまあ、うっかりグライコの簡易版と思いがちですが、パライコの特徴は持ち上げる(下げる)周波数の山(谷)をずりずりっと横移動したり、山(谷)をとんがらしたりなだらかにしたりが無段可変できることだと思います。PCのメディアプレーヤの類でEQを連続可変にすると、ひとつの周波数帯だけでなく前後の周波数帯も連動して山谷を調整できるのを見たことあると思いますが、あれと同じ。多分。正しいとこ知ってる人いたら教えてください。(こんなイメージ?

それで、これのいいとこは1台でBoot-LegのGain HelperやDeep Boxと同じような効果が得られることで・・・それ持ってますがな。

YAMAHA MS-100 Master Selector

Line Selectorです。BOSSよりぜんぜん安く中古で買えて、ほとんど同じことが出来るので(電気的性能差は知りません)、もし見つけたら買っておいて損は無いと思います。A+B mixはできませんが、Aだけの音作り、Bだけの音作りをした上に、さらにそれをA+Bにしても満足のいくセッティングって面倒くさい気もします。

PROCO RAT2

流行ものに弱いので手を出しましたが、わたしには使いこなせません。
これだけで出せる音には限界がある気がする。全編おんなじ音で通したLive at B.B.KingのJeff Beckになってしまう(あれはあれでありだが)。

というわけで、あまり出番がありません。ACアダプタのジャックもミニピンタイプだし。

Fender '60s Custom Telecaster (?)

バインドの入ったVintage '60s Custom、¥300万です。

うそです。

エフトイズのプラモ、¥300です。
ABS 1ピースボディ、ネックもABSのスルーネックです。弦はナイロン仕様。

自分の持ってる機種が出るまで買いまくった人もいるでしょ。わたしはあきらめました。

KORG DT-10 Digital Tuner

チューナー。BOSSの形が嫌いなので。アルミダイキャストで安心感はあるがでかすぎる。黒モデルはなぜあんなに高いのか。

2007/09/03

Maxon ROD 880 Real Over Drive

実際に真空管を内蔵したReal Tube SeriesのROD 880です。

電子素子によるODは、Boot-Leg RRPやFulltone OCDなど非常に良く出来たものはありますが、歪む(クリップする)段階がどこかロジカルな感じがして、というか真空管で歪ませたい!という気持ちが先走って、リアルチューブを漁ってみました。

定番といや定番なんですがね、いくつか試した管内蔵のモデルの中で、扱いやすかったのがROD 880でした。3バンドのEQも結構ちゃんと調整効きますし、微妙にこもったサスティンが気持ち良いです。ちょっと音が甘くなる感じもしますが。ピーキーなチューブドライブを求めるなら他の方がいいです。

ネジはいじるな、と書いてあったので、見るなと言われると見たくなるのが人の常、裏フタを開けてみました。


中はこうなっとります。基板は2段になっていて、これ以上はばらしてないので、何が乗ってるかは見てません。単純なはずのチューブドライブでもやや複雑になってるのは、3バンドEQ、ノイズリダクション回路のためかもしれません。









管はエレハモの12AY7EHが入ってました。こいつを替えるとまた違う音がするのかもしれないですがやる人は自己責任で。








リアルチューブのエフェクタの特徴なんでしょうが、ツマミによる調整がとてもシビアだったりします。EQはBASS、MID、TREBLEとも変化量が思った通りに調整できますが、GAINとMASTER VOL.はとっても敏感です。MASTER VOL.はちょいと数mmいじると爆音になったりして要注意です。

買った直後に "鍵" 渋谷店で大安売りしていて(泣)。