2007/10/09

オーバードライブ備忘録

歪道を歩んでいると名機と言われるものが目についてきます。忘れないうちに書いて後でじっくり品定め。

■ Landgraff - Dynamic Over Drive

いわゆるTS系にいろんなモードをつけた、ある意味万能選手。自作走り屋が一度は通る登竜門のような、「良い音のするTS」のお手本。高すぎるのがどうかと・・・

■ KLON Centaur

言わずと知れた九竜ケンタ。BANZAI Cold Fusionと言うドイツのFXがケンタそのものという話。

(2007/10/12) Cold Fusionは基板や2連POTがCentaurに似てるところからよく比較記事が書かれてますが、回路や部品構成が異なるらしいです。Harmony Centralでは絶大な評価を得ており、しかもCentaurをこけ落としてるReviewerが多いところから期待はできますが、王様には王様の音があり他の何ものでもないので、比較記事は話半分以下で見といた方がいいでしょう。悲しくも王様が高くて買えないので、良く似ているという噂でCFを買うのは止めた方がいいです。結局王様欲しけりゃ高くても買った方がいいです。かく言う私もCFを買ってしまいました。まだ手元にありませんが、届いたらレポします。

ちなみにFulltone OCDはVoodoo LabのOverdrive(Sparkleではない。他に何があったっけ?)と同じという話も。みんなパクリかどうかはわかりませんが、価格差くらいの中身の差はあってほしい。

■ Paul Cochrane - Timmy Overdrive

■ Lovepedal - White Dragon

後期のBlack Beautyと同じらしい。音圧はすごい。音が生アンプそのもので、余計な味付けが無い。その分ギターとアンプでしっかり音作り出来ないと、ひどいことになる。JCでも聴かせる音になるのが良いが、バンドの中では張りがありすぎてウルサイと言われそう。歪み自体は少ない。¥40,000以上もして中身はスカスカでしかも空中配線なので中学生が作ったゲルマラジオみたいで気絶しそうになる。

■ Lovepedal - COT50

おそらくWhite Dragonより部品点数は少なく、さらに気絶度合い高し。極力簡単な回路でいい音を作ろうとする姿勢は正しいと思う。ある意味高集積デジタル回路で徹底的にサンプリングで音を再現しようとするLINE6等と対極を行く考え方。

■ Lovepedal - Eternity

TS。OD9やTS9を持ってれば特にいらない。

■ Sub Decay - Liquid Sunshine

王様を超えたと言うが。

■ HAO - Rust Driver

■ Hermida Audio Technology - Zendrive

個人製作なのか、メールを送ると順番に作るらしい。できるまで待ってろ、出来たら連絡したる、と本人のページに書いてある。こんなんでも商売になるんですな。サンプルの音は良い。この手のFXはピッキング時にピキピキ音がするのがニュアンスが出てイイという意見もありますが私はあんまり好きじゃない。Zendriveはそれが少なめでいい感じがします。実物は弾いたことが無いのでわからん。

■ A.Y.A tokyo japan - drivesta

モードがいっぱいありいろいろ楽しめそうですが、結局TSです。ハードなディストーションまでこなせますが、ディストーションとしての音はいまいちです。ギターのボリュームを絞るとクリーンに近づきはしますが音がこもりまくります。

■ MI Audio - Crunch Box Distortion

明るい音で良く歪みます。うるさいくらい歪む。私には使いづらかった。

■ Fulltone - Fulldrive 2 MOSFET

TS-808、ケンタをお手ごろ価格で(それでも高い)凌駕するというODですが、なんか音が軽い。確かに良く出来てて色々なODのお手本にされる機種ですが、万能選手だけにつまらなさも。マルチモードのTS系ならばやはりLandgraffに軍配か。

■ DNA Analogic - GAIN FXXKER

IIではなく最初のモデルの方が良い。回路はBoot-Leg HIZUMI HZM-1.2と同じと言われるが、音は違うと思う。CUTツマミでのトーンコントロールとDRIVEツマミによる歪み量の加減が難しく、ヘタするとすぐにフィードバックする。ほんとに簡単にフィードバックするので、これはこれで遊べる。CUT/DRIVEで思い切って痛いくらいバリバリの音を作った後にPICKツマミを右に回し切る位にすると劇的に歪み量が変化し、絶妙のクランチサウンドが作れる。足し算型の音作りでなく引き算で作っていくという発想の転換が面白い。

■ F-Sugar fsp OD69

TS。よく出来てると思うがあえてこれを選ぶ意味は?

■ Crowther Audio - HOT CAKE

STDとBluesberry、OLDと3 KNOBSはそれぞれ同じらしい。さらにOLDの配線材を良くして緑LEDにしたOLD Specialもあります。電池の状態によって不安定になるらしい。

■ BLACK CAT - OD-1

■ Providence - STAMPEDE SOV-1

■ OM Laboratories (Wake Me Up Music) - Sahasrara

SingaporeのFX。これまたKLONと比べられることが多い。歪みは強い感じがする。

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