よーく見るとわかりますが、そう、INTENSITYのツマミが上向いてます。
これ中古のオークションで入手したんですが、買った時はぜんぜん気がつかなかったです。届いてみて初めて気付いて、改めて出品写真見たら上向いてました。
んー、改造品かと落胆しながら基板を確認してみたんですが・・・
ご覧の通り、どうも部品を交換した形跡が見当たりません。基板裏のフラックスが乗ってるところはフォトカプラの部分なので、ロータリースイッチの改造とは関係ないです。
ツマミとロータリースイッチの軸は切り欠きがあるので、上下逆につけようと思っても入らないから、付け間違えではないです。
しかも・・・・・・このロータリースイッチ、4ポジションじゃなくて8ポジション!!!
ロータリースイッチを交換した形跡も無いので、元々の仕様???
Webで調べられるものはいろいろ当たってみたのですが、こういった仕様のPhase 100が存在したという記事は発見できませんでした。音の方はと言うと、どうやら4ポジション分の音は切り替えが出来ています。8ポジションありますが、ツマミの可動範囲は時計で言うと8時半から時計回りに4時半までで、各位置と音色の関係は次のとおりです。
- 8時半・・・筺体の8時位置の波形図の音色
- 9時半・・・上記と同じ
- 10時半・・・筺体の7時位置の波形図の音色
- 11時半・・・上記の音色の高音を強調
- 12時半・・・筺体の5時位置の波形図の音色
- 1時半・・・上記の音色の高音を強調
- 2時半・・・筺体の4時位置の波形図の音色
- 3時半・・・上記と同じ
4種類の波形がそれぞれ2ポジションあることになりますが、そのうち2種類の波形については同じ音色のポジションがあるので、8ポジションあっても実質6段階切り替えになっています(8時半と3時半は無くても良い)。音自体はごく普通に使えるもので、正常な個体と比較したわけではないですが、特に使用上の問題は感じませんでした。高音が強調されると言ってもキンキンするのではなくクリアになる感じなので、かえって使えるポジションが増えたようなもので、得した気分です。
メーカーへの問い合わせはしてませんが、もしこういう仕様で製造したことが一時期でもあったのだとしたら、かなり希少なものだと思います。ただ、ポジションマークとツマミ位置が合わないという、製品としての基本的なポイントが満足できていない以上、Jim Dunlopがメーカーとしてそんなものを販売するか?という疑問もあり、何とも言えません。やっぱり改造品なのかなぁ。
もうひとつ考えられるのは、非常に良く出来た模造品?
オークションで入手と書きましたが、出品者は中古楽器店で、この事を伝えたところ非常に真摯に対応いただいたんですが、私の方が逆にこの奇妙な個体を返品するのが惜しくなり、このまま引き取ることにしました。その楽器店でも、こんなPhase 100は見たことないそうです。
もし何か情報お持ちの方がいたら、コメントよろしくです。
2 件のコメント:
突然失礼します。
私も同じような挙動をする個体を、先週ネットオークションで入手しました。
ロータリースイッチの構造について調べた結果、どうやらスイッチが、何らかの原因で接点数変更ストッパーを越え、元に戻らなくなった状態であるらしいことが判りました。
http://akizukidenshi.com/download/ds/cosland/RS-2688_set_manu.pdf
実際に私の個体で、ロータリースイッチのナットを外し、ワッシャー様のストッパーをはずすと、オリジナルの4ポジションが使えるようになりました。ご参考までにて失礼します。
かなり長期間無反応ですいません。休眠ブログで通知も止めていたもので・・・
なるほど、単純にストッパーの問題だったんですね。わかりやすく秋月の説明図も見つけて頂いてありがとうございます。
コメントを投稿