今まで何度もブログ作っては挫折して、ひさびさ再開第一号の書き込みを飾るのは楽器ネタです。
おなじみVOX WAH-WAH V847。中古で購入(H14年の販売店印があったので、その頃の製造と思われます)。
マルチエフェクタはなんでもできる反面やっぱり設定が面倒くさいのと、音がメーカー色で均一化して飽きてしまう。単体の方が選べる楽しさもあるしね。
それで、これの購入時に新品もあったので弾き比べてみました。とっても安くて多機能のBEHRINGERのHEL-BABEもついでに比べました。
V847の新品は、その時初めて知ったのだけど、「DCジャックがついてインダクタが昔のものに戻りました」と値札に説明書きが。しかも¥10,000切ってるし。インダクタの製造メーカーによってこきおろされた経緯のあるV847ですが、ほんとにあの赤いやつに戻ったんかな、んー中身見えないし。とりあえず中古と音を聞き比べようと試奏を依頼。結果、中古の圧勝。新品で売られてたやつはSW Onの時の音が超痩せます。他気づいた点をあげると、
・アンプをクランチ気味にセッティングして弾いていると、Onした時クランチしなくなる
・さらに高音がピキピキしていやな音になる
・ペダルの踏み込みによる音の変化が何か安っぽい。あのコゥワァァァァアって感じが無い。
・低音でのブーミング感が無い
と、ざっとこんな感じです。DCジャックが付いたのは魅力ですが、音がメケメケな分には仕方ない。
ついでにBEHRINGERの事を書いておきますが、質感は全面合成樹脂の割にはまあまあの重量感。ワウの変化量やBOOSTの調節、ペダルを放すと勝手に戻ってOffしてくれる、さらにbypass outのジャックが別にあるなどモダンな仕様満載ですが、音の変化量が少ないのが残念。カッティングのみで効きの甘いワウを安く探してるならばいいでしょう(それならオートワウでいいか)。なんと言っても中古で¥3,980です。
BEHRINGERは嫌いじゃないですよ。V-TONEアンプモデラーADI/GDI-21は音のコンセプトがはっきりしてるから、OD兼ブースターとして便利です。なんかいろいろ改造してプレミアついちゃってるBOSS DS-1なんかよりもいじくり甲斐のあるODみたいなもんですかね(Modifyで商売してる方すいません)。
VOXに戻りますが、DCジャック付きの新品はMade in Chinaでした。中国製が悪いというより、もともとあるものをコストダウンした結果ですね。V847は基板見れば何でこんなもんに1万円以上も払うのかと思うほどスカスカの回路だけど、音を聞けば納得の製品だったのに、質もスカスカにしてしまっては、1万円はVOX WAHの名前に払ってることになりゃしないか? Re-issueやロングセラー製品はこっそり仕様変更したり製造拠点変えたりしますが、それって使う側にとっては結構リスクがあるよな、と実感。同様の経験はギター本体でもあったので、後で書きます。
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